ショーゼンさんの 川柳いろは教室

2012年11月22日

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杉山昌善 (すぎやま・しょうぜん)

1943年生まれ。川柳は川柳作家・時実新子氏に師事、テレビ・雑誌などさまざまな媒体で選者を務めるほか、都内を中心に川柳教室などを開く。著書に『今日から始める現代川柳入門』、『60歳からの新しい川柳』(実 業之日本社)ほか。

のぞみ 誰もが共通の記憶、イメージとしてもっている匂いや色ってありますよね。

ショーゼン そういう共通イメージをうまく使って、読む人の感性に句が共鳴したらしめたもの。

人を恋う黒は真っ直ぐ走る色  昌善

のぞみ 恋ってピンク色の甘いイメージだけど、「黒」という言葉を使うと、とても強い覚悟を感じる句になりますね。恋から愛への端境期かな。

ショーゼン よく使われるのは、情念の「赤」、哀しい心を描く「白」、そして覚悟を表す「黒」です。この句は覚悟の「黒」から、自分の真っ直ぐな想いを表現しています。

 ただ、「赤と黒」のように1句のなかで対比をすると句が理屈っぽくなり、目障りになることがあるのでご注意を。

こだま こういうの、名づけて「カラフル川柳」ですね(笑)

ショーゼン そう。それに人の心は赤、白、黒だけじゃないよ。自分の心がきょうは何色なのかを観察して、句を作ってみてくださいね。

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