人事部必見! 御社の研修ここが足りない

2012年11月27日

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土持ゆりさん

 当初のレゾナント大学は社内の研修プログラムというよりは、自主的な勉強会という性格が強く、「とても協力的な雰囲気ではありませんでした。社内を回って講師を依頼しても、良い返事はもらえず、悔しい想いもしましたが、辛抱強く回を重ねていくうちに、徐々に社内からやらせてほしいというオファーや、参加できなかったが資料をもらいたいという声がでてきました。いい取り組みだと言われた時は嬉しかった」というのは開校時から事務方を担当してきた新事業担当の土持ゆりさん。粘り強い継続が社員を動かし成果に結びついた。

学び方は3コースに分類

 レゾナント大学は、ポータルビジネスの運営に必要な知識、ノウハウを共有する場である。誰でも参加できる「オープンコース」と対象者を絞った「クローズドコース」、さらに専門性に特化したエンジニアの勉強会「テックトーク」の3種類に分類して行われている。

 オープンコースは、高度な情報サービスやポータルビジネスに必要なノウハウや疑問点を共有する場として、社内外から講師を招き講演会などを実施する。開催頻度は月に2回、社内会議室で夕方4時から1時間程度。今年度は11月初旬時点で21回を開催した。開校時は参加人数が少なくスタッフ側のモチベーションが急降下する時もあったという。しかし、参加者数にこだわらずに、社内に必要な内容であることを全社メールで伝え、社員が聞きたがる外部講師を選定する。この地道な努力から、少しずつ人が集まるようになった。

 開催終了後は、講演内容の要約と資料や写真をイントラネットに掲載し、参加できなかった人にも読んでもらえる活動も実施している。参加者が増えるにつれ「社内講師には頭を下げて依頼してきたのですが、逆に話をさせてほしいというオファ―が増え、立場が逆転してきました」と土持さんはいう。何よりも当初目的とした個別にもつスキルを全社で分かち合うことにつながっていったからだ。

 2年目の社員がアプリ開発で失敗した話を語ってもらったことがある。失敗の共有化は有益な情報だが、それよりも人の前で新人が話をする機会を与えることも人材育成につながる。副次的な効果もある実践的な勉強会となっている。

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