2024年4月19日(金)

ヒットメーカーの舞台裏

2012年12月13日

 高部のモノづくりを支えるのは、高校時代に学んだ「機械」、社会に出て習得した「デザイン」「電機」「ソフトウェア」という4分野の技術蓄積だ。「この4つの経験があれば、大体のものはできますが、これからも学ぶことは多々あります」。オールラウンドなエンジニアとしてアラ還に達したいまも、努力の人だ。(敬称略)

■メイキング オブ ヒットメーカー 高部 篤(たかぶ・あつし)さん
代表取締役社長

1951年生まれ
茨城県東茨城郡常北町(現城里町)に生まれる。実家は農家で、米やタバコ、椎茸などの栽培の他に、林業や炭焼きも手がけていた。飼育していた牛の背中に乗って帰宅したこともある。機械いじりが大好きで、茨城県立水戸工業高校機械科に進学した。バイクにトランジスタラジオをつけて、ウインカーと音を連動させ、音楽をかけながら高校まで通学していた。
1969年(18歳)
ヤマキ電機入社。計測器、放射線測定器、電話回線機器の設計、組立、試験などを手がける。
1975年(24歳)
隆祥照明入社。照明器具のデザイン、企画、設計業務に従事した。退職後、職業訓練校でソフトウェア開発を学び、情報処理技術者2種の資格を取得した。
1977年(26歳)
第一電算に入社。福岡相互銀行、商工中金、千葉興銀などのオンラインシステムの開発に従事した。
1982年(31歳)
仲間らとレーベンを設立。ダイエー、西友、神戸コープなどのPOSシステムのプログラムを開発した。
2002年(51歳)
レーベンの販売部門を分社化する形で生活関連のレーベン販売を設立し、社長に就任。今後も開発を続け、生涯現役を貫きたいと考えている。

(写真:井上智幸)

[特集] ヒットメーカーたちの物語

◆WEDGE2012年12月号より

 

 

 

 

 

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