「子縁」でつながる秋津地域のお父さん 

2013年2月7日

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岸 裕司 (きし・ゆうじ)

秋津コミュニティ顧問

1952年東京生まれ。広告・デザイン会社の(株)パンゲア代表取締役、習志野市立秋津小学校PTA会長時に秋津コミュニティ創設、会長を経て現在顧問兼秋津小学校コミュニティルーム運営委員会顧問。文部科学省委嘱コミュニティ・スクール推進員、学校と地域の融合教育研究会副会長、埼玉大学・日本大学非常勤講師、ほか。著書に『「地域暮らし」宣言』『学校を基地にお父さんのまちづくり』(ともに太郎次郎社エディタス)、『学校開放でまち育て』(学芸出版社)など。

板橋の温泉のお庭にひっそりと咲く紅白の彼岸花。ちょいとピンボケですが。

 この温泉には、アレをやりながら食事ができる和風の座敷があり、そこから眺める風情あるお庭がとっても落ち着くの。四季折々で違う表情を見せてくれるお庭。古木には似つかわしくないような勢いのある大きな赤茶色の柘榴(ざくろ)の実がこっちを覗いているように見えたり、ときには紅白の対をなした彼岸花が石庭の奥に眺められたり……。

 で、さっそく露天風呂にレッゴー!

 降りしきる雪ん子さんに大口をあんぐりと開けて、そのひんやりとした雪粒を受け止めながら天空を仰ぎ見る雪見の露天風呂は、もうチョー最高!

2013年1月14日の大雪の日に雪見露天風呂に繰り出した板橋の温泉の、雪が積もるお庭を借景に「はい、ポーズ」。娘が撮影。

 「来てよかったね!」

 「うん、ありがとね!」

 「お父さん、もう一杯どうぞ」

 「うん、ありがとね」

 「娘と二人っきりでこんな時間がもてるようになったんだなぁ」と、妙なうれしさというか、なんともいえない感慨にふけりました。

 で、お庭を借景にアレをやっている私を唯風子ちゃんがパチリ。

「お父さんとお風呂に入るの、今日が最後ね」

 娘とお風呂といえば、少女のころにこんなことがありました。

 「おい、風呂に入るぞ!」と、帰宅した私はまず子どもたちに声がけし、3人の我が子と入るのが常でした。

 あるとき娘が風呂場で背を向け、ぽつりといいました。

 「お父さん、お父さんとお風呂に入るの、今日が最後ね」と。

 おもいもかけない娘からのひとことに、私はうろたえました。

 そして、そのひとことを発した娘を振り返り、背を見て「ゾクッ」としました。

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