社食に企業の想いあり

2013年2月5日

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 食料品メーカーが自社製品を社食メニューに加えるという試みは、とてもイメージしやすい。しかし、それが「ヨーグルト」であった場合はどうだろう。日本人が作る料理に使われることが少ないヨーグルトを、明治が社食レシピに加えた理由は?

月に数回「乳製品の日」
好評は「鮭のちゃんちゃん焼き」

明治の社食の「乳製品メニュー」とは……

 2011年に旧明治製菓と旧明治乳業が事業再編し、発足した明治の本社ビルは東陽町にある。ビルが完成したのは統合前の2001年。これを機に社員食堂の運営がスタートした。もともと旧明治乳業が使っていたビルであるため、2006年頃からは自社の乳製品を使った社食メニューも提供。現在も、毎週木曜日の「乳製品の日」と毎月19日の「食育の日」に乳製品メニューを出したり、6月は「牛乳月間」にちなんだ取組みとして、社員の骨密度測定を年1回行い、健康への意識を高めている。社食スタッフは、乳製品を取り入れつつ、男性社員でも満足できるボリュームの多いメニューを試行錯誤したという。中でも、明治のHPにもレシピが掲載されている「鮭のちゃんちゃん焼き」が人気だったという。

小鉢やヨーグルトが充実しているのも嬉しい

 社食メニュー表を覗いてみると、「サーモンマッシュポテト焼き」や「チキングリルジンジャーソース」などのご飯と味噌汁をセットにできるメインメニューのほか、「彩りおから」「菜の花と豆もやしのナムル」などの小鉢、「かけうどん」や「麻婆野菜ラーメン」などの麺類も。メインメニュー3品、麺類4種類、数種類の小鉢などから選べるスタイルになっている。栄養バランスの取れた標準的な社食メニューという印象だ。

 社食スタッフは女性が多く、オフィスの一角ながらどこか「街の定食屋さん」のようなあたたかい雰囲気が漂っている。価格は1食あたり平均で500円程度。ビルに勤務する約900人のうち、毎日500人前後が利用する。自社製品の「明治プロビオヨーグルトLG21」なども販売されていた。

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