今月の旅指南

2013年4月26日

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狩野直美 (かのう・なおみ)

東京生まれ。フリーライター。旅行業界誌の記者・編集者を経て、1994年からフリーランスに。主に海外旅行関連誌、ウェブマガジン等に記事を執筆中。

 被写体をオブジェのように配した、独特の演出写真で知られる植田正治(うえだしょうじ)。鳥取県境港市の生まれで、生涯地元を離れず、自宅近くの砂浜や鳥取砂丘で作品を撮り続けた。今年、生誕100年を迎えるのを機に、ゆかりの地で多彩な記念イベントが開催される。

植田正治「妻のいる砂丘風景3」
©Shoji Ueda Office

 その一つが、植田正治写真美術館の3回シリーズの特別企画展だ。第1回の「植田正治の『実験精神』」は、70年にわたる活動において、常に新たな写真表現を求め続けた植田のチャレンジ精神や好奇心がテーマ。美術館の建物のモチーフとなった、4人の少女を配した「少女四態」や、「妻のいる砂丘風景」など、代表作を展示する。

 5月3日〜6日の4日間は「フォトフェスティバル」を実施。コンサート&シンポジウム「語る、奏でる、植田正治の世界」や、生家と美保関、あるいは鳥取砂丘をめぐる「撮影地バスツアー」、美術館全体を映像と音楽で彩る野外アートイベントなどが繰り広げられる。

 今見ても新鮮な印象を受ける、遊び心満点の作風は“植田調”と評された。世界で愛される作品の生まれた舞台を訪ねるのも一興だ。

生誕100年記念特別企画展 植田正治の「実験精神」
<開催日>2013年4月27日〜6月30日
<会場>鳥取県伯耆町・植田正治写真美術館(伯備線岸本駅からタクシー)
<問>植田正治生誕100年記念事業実行委員会☎0859(39)8000
http://shojiueda.jp/

◆「ひととき」2013年5月号より

 

 

 

 
 

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