2024年4月19日(金)

ショーゼンさんの 川柳いろは教室

2013年4月23日

のぞみ 1つの句のなかには1つの訴え、ですね。

ショーゼン このような「一句一訴」にするためのポイントをお教えしましょう。

「一句一訴」のコツ

ショーゼン まず、句を作る前に自分が何を言いたいのか、絞り込んでおくこと。これは大前提です。人を恋う苦しさなのか、老いてゆく無常観なのか。それを一番表現できる具(星、蛍)を決めていけばいい。

のぞみ でも、知らず知らずのうちに「一句二訴」や「三訴」になってしまいそう。

ショーゼン 1つの句の中に「○と○が」のような、並列の表現があったら見直してください。例句では「星と蛍が」がそれに当たります。句が2つに割れてしまいます。

こだま 反対語も句が割れやすいから気をつけて。哀しさを「白」で表すなら、同じ句のなかに赤や黒を入れて、対のイメージをむやみに混ぜないこと。

のぞみ わかりました。思いを整理してシンプルな句を作ってみます!

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