「子縁」でつながる秋津地域のお父さん 

2013年6月7日

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岸 裕司 (きし・ゆうじ)

秋津コミュニティ顧問

1952年東京生まれ。広告・デザイン会社の(株)パンゲア代表取締役、習志野市立秋津小学校PTA会長時に秋津コミュニティ創設、会長を経て現在顧問兼秋津小学校コミュニティルーム運営委員会顧問。文部科学省委嘱コミュニティ・スクール推進員、学校と地域の融合教育研究会副会長、埼玉大学・日本大学非常勤講師、ほか。著書に『「地域暮らし」宣言』『学校を基地にお父さんのまちづくり』(ともに太郎次郎社エディタス)、『学校開放でまち育て』(学芸出版社)など。

 こまったをシメタに変えた例は、

お母さんたちが料理クラブに参画して子どもと楽しむ

 先生一人で包丁の使い方を何人もの子どもに教えるのは、危なくってもう大変! こまったこまった!

 だから多くのお母さんが料理クラブに参画し、授業が充実し、先生はコーディネータとして楽しんでいます。

 小学校では女性教師が7割強に増え、平均年齢も43歳と高齢化!

 運動会のテントや万国旗の準備から片付けも力仕事なので教職員と高学年の係り活動の子どもだけではもう大変! こまったこまった!

 だから、多くのお父さんたちがお手伝いをしながら地域種目も加えて自分たちも楽しめるように「学校と地域の合同大運動会」に1996年度に改編!

 いまでは、自分の子どもが卒業しても「卒業しないお父さんたち」も含めて地域種目にたくさん参加しています。

少子化は「シメタ!」
余裕スペースをコミュニティルームに

 一般には悩ましい少子化を秋津では「シメタ!」ととらえ、増えた余裕教室4室や余裕敷地・陶芸窯を、秋津小学校コミュニティルームの名称で地域住民だれもが憩い集う学び舎として使いこんでいます。

 利用者でもある住民の運営委員が鍵の管理貸し出しも担い、教職員をわずらわせません。

コミュニティルームで開催の水彩画教室。「秋津・地域であそぼう!」教室のひとつ

 休校日を含む365日朝の9時から夜の9時まで、年間に13.000人が利用し、しかも行政支出は水道光熱費以外には消耗品費として年間タッタの3万円。

 で、放課後や休日には、「秋津・地域であそぼう!」と銘打った子ども教室を多彩に開催しています。

 子どもも含む生涯学習は、自分の学びや楽しみなので費用は原則自前です。写真の水彩画教室だってひとり一回100円です。

 このように、秋津の生涯学習活動は自前があたりまえだから行政からのお金がいらない運営方法なんです。

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