2024年4月16日(火)

世界潮流を読む 岡崎研究所論評集

2013年8月30日

 ムスリム同胞団は、依然として抵抗を続けていますが、その抵抗が収まり、民生への復帰が課題となる時、軍の果たす役割が問題となります。論説は軍がモルシ追放の際の国民の支持をいいことに、軍の地位を一層固めようとしていると言います。軍が今後民生への復帰に何処まで協力するかが試金石となるでしょう。

 論説は、エジプト軍が民政への移行に協力することを、米国のエジプト軍に対する援助の条件にすべきであると言っていますが、仮に援助の削減なり停止が検討されるとすれば、それは現時点ではなく、軍が民政への移行に協力的でない場合となるでしょう。

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