「子縁」でつながる秋津地域のお父さん 

2013年9月9日

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岸 裕司 (きし・ゆうじ)

秋津コミュニティ顧問

1952年東京生まれ。広告・デザイン会社の(株)パンゲア代表取締役、習志野市立秋津小学校PTA会長時に秋津コミュニティ創設、会長を経て現在顧問兼秋津小学校コミュニティルーム運営委員会顧問。文部科学省委嘱コミュニティ・スクール推進員、学校と地域の融合教育研究会副会長、埼玉大学・日本大学非常勤講師、ほか。著書に『「地域暮らし」宣言』『学校を基地にお父さんのまちづくり』(ともに太郎次郎社エディタス)、『学校開放でまち育て』(学芸出版社)など。

 秋津小学校のおやじたちが集い、児童数の減少で空いた校庭の花壇を借りて「おやじの畑」を21年前にはじめました。

 でもすぐに『「うら」の畑』に名前を変えたんです。

 名前を変えたいきさつは4月にお話しました。おさらいすると、あるお母さんからの「おやじしか使えないんですか?」との抗議から、お母さんも含めて誰でもが使える名前に変えたんです。他意はなかったんだけど、名前ってむずかしいね。

 ところで「おやじの会」は全国にたくさんあります。Googleで検索すると300万件以上ヒットしますから。

 しかし、立ち上げ時は元気でも、数年すると衰退するところもあります。

 そこで今回は、「おやじの会」の立ち上げ方や、仲間の拡大法、続けるコツなんかを話しましょう。

「おやじの会」の活動は子どもと学校中心で

 「おやじの会」の発足は、どこでもだいたい小学校や中学校などの学校区単位です。

 その学校区のなんらかの課題を憂えたお父さんたちが集い立ち上げたところが多いです。組織もPTAの内部に位置づいていたり、独立した会であったりとさまざまです。

 また会員は、子どもが在校中の現役のお父さんだけだったり、OBおやじも含んだり、さらにはお母さん会員がいるところもあったりで、とても多様です。

「二小おかみ会」ののぼり旗を掲げたおかみたち(右)と、「全国おやじサミット」の仕掛け人の早谷川悟さん(中央の私の左で緑の旗を掲げた人)や「さぬきおやじ連合」の仲間たち。2008年8月高松市で

 おもしろいところでは香川県高松市の「おかみの会」。

 市立二番丁小学校には「二小おかみ会」があります。しかものぼり旗もつくり、その旗の「見参」の文字から、やる気満々のおかみ会であることがおわかりいただけると思います。

 「二小おかみ会」の旗の右のおかみが根ヶ山里子さん。

 里子さんは、「おやじたちを影で支える縁の下の力持ち役に徹していま~す!」と、軽やかにいいましたが、私は「お父さんたちを賢いおかみたちが手のひらの上で躍らせているんじゃない?」と、里子さんの自由闊達さから思いました(里子さん、失礼!)。

 で、この「二小おかみ会」もそうですが、全国の「おやじの会」の活動は子どものことや学校と地域の安全確保や学校の環境整備などが中心です。

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