花見も開催!人が自然に集まる場所
ビットアイルの社員食堂


小川たまか (おがわ・たまか)  ライター・プレスラボ取締役

1980年東京生まれ。編集プロダクション・プレスラボ取締役。教育、働き方、性暴力などを取材。Yahoo!個人でも執筆。Twitter:@ogawatam

社食に企業の想いあり

安くて気軽に利用できる、会社員の味方「社員食堂」。からだに優しい食材にこだわったり、自社製品を使用したメニューを提供したり、社食にはそれぞれの企業の工夫が凝らされている。その工夫は、自社の社員や社会全体に向けられたメッセージではないだろうか。社食を通じて表現したい企業の「想い」を紹介する。

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データセンター事業者として今年7月に東証1部に上場したビットアイル。7割がエンジニア、社員の男女比は9対1と聞いて、どんな社食なのかと気になった。やっぱり天丼やカラアゲ定食が人気メニュー? 何となくだけれど、大学の学食のような雰囲気なのでは…? だが、本社ビルに入った途端、筆者の陳腐な予想は大きく外れたことが分かった。

社長自らデザインにこだわった
「自然」を連想させる空間

 高い天井と白い壁。食堂はビルの1階に位置しているが、窓が大きく採光は充分。まぶしいためブラインドを閉めるときもあるほどだという。食堂の中央には太い木の柱があり、まるで大木のよう。この足元にはガラス張りケースの中に緑が敷き詰められている。天井には幾重にも白い幕が吊るされており、雲や風、波を連想させる。ビルの中に無理なく自然の雰囲気が調和したような空間。この洗練された空間は寺田航平社長がこだわったデザインだ。

大木のような柱が印象的。全体的に明るい印象で、デザインにこだわったビットアイルの社食

 この食堂ができたのは2011年の本社移転時。食堂としての営業時間は11時30分~、ラストオーダーは14時だが、スペース自体は常に開放されており、打ち合わせなどに使うことができる。

 食堂に隣接する部屋には、ゴルフを練習できる部屋とダーツボードが2セット置かれたスペースも。休憩時にリフレッシュのため使うことができ、自分のクラブを持ち込む社員もいるのだとか。

 それではメニューはどうだろう。周辺のグループ会社に在籍する合計400人ほどが利用できるこの食堂での提供数は1日約160食程度。メニューは毎日、「定食・丼物」(500円)、「麺類」(400円)、「週替わり」(400円)、「サラダランチ」(300円)の4種類。特筆するべきなのは、全てのメニューがサラダバー込みの料金ということだ。サラダバーはサーブカウンターのすぐ前に設置されており、レタスやサラダ菜、トマトはもちろん、豆類、ポテトサラダ、カボチャサラダ、コーン、海藻など10種類以上を好きなだけ取ることができる。ドレッシングもノンオイルやゴマドレッシングなどから選ぶ。ちなみに「サラダランチ」とは、スープとパン、そしてサラダが取り放題のセットだ。

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「社食に企業の想いあり」

著者

小川たまか(おがわ・たまか)

ライター・プレスラボ取締役

1980年東京生まれ。編集プロダクション・プレスラボ取締役。教育、働き方、性暴力などを取材。Yahoo!個人でも執筆。Twitter:@ogawatam

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