今月の旅指南

2013年12月27日

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狩野直美 (かのう・なおみ)

東京生まれ。フリーライター。旅行業界誌の記者・編集者を経て、1994年からフリーランスに。主に海外旅行関連誌、ウェブマガジン等に記事を執筆中。

 新しい年を祝し、さまざまな伝統行事が行われるお正月。江戸時代の大名家はどのように新年を過ごしたのか。そんな疑問に答えてくれるのが、名古屋の徳川美術館で催される展覧会「新年を祝う」だ。

 会場には、正月三が日に登城し、年始のあいさつのため将軍に謁見する際に着用した尾張徳川家当主の晴れ着をはじめ、正月3日に幕府主催の謡初(うたいぞめ)で上演される能の演目にちなんだ装束や面、扇子などが並び、往時の新年の様子が垣間見られる。

 また、晴れの席で三汁七菜の料理を供する、蒔絵を施した祝いの食膳や、御紋の入った金地の装飾的な羽子板など、大名家のお正月にふさわしい品々も必見だ。武運長久を祈念し、書院に甲冑を飾り餅を供える「御具足祝(おぐそくのいわい)」など、武家ならではのしきたりについても知ることができる。

歌川国貞「六美新図(部分)」
江戸時代
天保12(1841)年
徳川美術館所蔵

 このほか、美人画で名高い歌川国貞が四季折々の風物とともに6人の当世美人を描いた「六美新図」や、おめでたい吉祥文様の工芸品なども合わせて展示。お正月らしい華やかな雰囲気に浸りたい。

新年を祝う
<開催日>1月4日~2月2日
<会場>名古屋市東区・徳川美術館(中央本線大曽根駅下車)
<問>☎052(935)6262
http://www.tokugawa-art-museum.jp/planning/h25/10/index.html

◆「ひととき」2014年1月号より

 

 

 

 
 

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