「子縁」でつながる秋津地域のお父さん 

2014年1月15日

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岸 裕司 (きし・ゆうじ)

秋津コミュニティ顧問

1952年東京生まれ。広告・デザイン会社の(株)パンゲア代表取締役、習志野市立秋津小学校PTA会長時に秋津コミュニティ創設、会長を経て現在顧問兼秋津小学校コミュニティルーム運営委員会顧問。文部科学省委嘱コミュニティ・スクール推進員、学校と地域の融合教育研究会副会長、埼玉大学・日本大学非常勤講師、ほか。著書に『「地域暮らし」宣言』『学校を基地にお父さんのまちづくり』(ともに太郎次郎社エディタス)、『学校開放でまち育て』(学芸出版社)など。

 あけまして、おめでとうございます。

 で、この連載は、みなさんにお読みいただいたおかげで今年も継続することになりました。

 で、昨年とくに読まれたのは、11月に紹介の「コンビニ前にたむろする中学生を、誰が注意するべき?」だそうです。

 普段、「地域の子どもは地域のみんなで育てよう」と気にはしていても、自分からはなかなか声をかけられない多くの人の気持ちと同調したのかもしれません。

 しかし、犯罪や非行をして「あっちの世界」に行かせないように、誰かが声をかけなければならないことも確かです。

 で、理由はどうあれあっちの世界に行ってしまい、何らかの処分を受けた後に地域社会に戻ってきた子どもたちを損得抜きに更生へと導く公的な「社会的親」の制度のひとつに「保護司」がいます。

コンビニおじさん、勲章を叙勲される!

 じつは、以前に紹介した「しまじい」の愛称で親しまれている秋津の嶋村清一さんは、保護司です。

 しまじいは、子どもたちを見かけるとコンビニに連れて行き駄菓子などを自前で買い与えてくれることから「コンビニおじさん」とも呼ばれています。

 そのしまじいが、昨年末に勲章の「瑞宝双光章」を叙勲されました。

 文化勲章と同列の瑞宝章のひとつですし、しまじいは昭和61年(1986)から27年間も保護司を続けていたんですから叙勲されるのは当然ですが、それにしても「コンビにおじさん、おそるべし!」です。

パーティで子どもたちからお祝い品をプレゼントされて喜ぶ嶋村清一さん。2013年12月

 で、秋津コミュニティの主催で「しまじい、瑞宝双光章おめでとう!」パーティを開きました。

 で、パーティでは、大人たちから花束が贈呈されたのですが、それよりもしまじいが喜んだのは子どもたちからのプレゼント。奥様へのゴディバのチョコレートと真紅の一輪のバラに感激です。

 しまじいったら、顔をくしゃくしゃにして泣いたんです。

 で、「あれ? しまじいと子どもたちがいないねえ」と誰かがいうと、「またコンビニじゃない?」とほかの人。

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