WEDGE REPORT

2014年6月24日

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 「東京の課題は何?」という質問をすると、ほぼ全ての人が「税率の高さ(法人税、所得税)」と「英語」を挙げた。そして、ベンチマークすべき街として必ずといっていいほど挙げられたのがシンガポールである。

 税率でいえば、キャピタルゲイン(株式などの売買による利益)では、日本が20%課税されるのに対して、シンガポールは0%。所得税(法人、個人)についても、シンガポールのほうが大幅に低い。

 「英語」に関してもTOEFLの得点がアジア内で日本が28位なのに対して、シンガポールは堂々の1位。中学から大学まで計10年間も英語の授業を受けているにもかかわらず、どうして使いこなすことができないのか。コミュニケーションツールとして使うことができるようになるための英語教育にするべきだろう。

 また、現状では年間費用が数百万円にも上るインターナショナルスクールを「公教育化すべき」という意見も聞かれた。

 では、税金の問題と英語の問題をクリアすればシンガポールのようになれるのかといえば、それも難しい。

 例えば、外資系金融機関関係者によれば「シンガポールや香港ではベビーシッターを5万円程度で雇うことができるが、日本であれば20万円を超す。シンガポールや香港の暮らしに慣れれば東京は不便に感じる」という。

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