WEDGE REPORT

2014年6月25日

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ビジネスの第一線で働く外国人の目に東京とはどのように映っているのだろうか? 来日20年以上の経験を持つ、エアバス・ジャパン社長のステファン・ジヌー氏に、東京への思いを聞いた。

 エアバス・ジャパン社長のステファン・ジヌーさん(46)。1992年にフランスから東京へとやってきた。そのきっかけの一つに武道がある。フランスで武道を習っていたジヌーさんは「道」の考え方に興味を持ったという。

ステファン・ジヌー エアバス・ジャパン代表取締役社長
1967年生まれ。フランス・イヨーヌ県出身。パリ・ドフィーヌ大学経済学部、国立東洋学校(INALCO)およびINSEAD経営学校を卒業。92年、フランスと日本政府の専門家人事交換プログラムの一環で、フランス経済大蔵省より日本に派遣された。
(写真・MASATAKA NAMAZU)

 武道では、道を究めることに「完成」はなく、ずっと技を磨き続けていかなければなりません。この「求道心」という精神性は素晴らしいと思います。これこそが製造業にみられる「カイゼン」など、日本の競争力の源泉の一つになっていると思います。

 では、これから東京がアジアのなかで競争力の高い都市であり続けるためには何が必要になるのか。

 東京は、世界で最も大きな町の一つであるにもかかわらず、場所によっては、どこか田舎の村にいるような感覚になることがあります。緑が多く、空気が綺麗だからです。ガラス張りの高層ビルのような近代的な建築物の間に寺社仏閣があるなど、現代と歴史とが上手くバランスが取れています。

 また、新宿の「ゴールデン街」、上野の「アメ横」など独特のカルチャーがあり、フランスから友人が訪れると、よく案内しています。東京には、今あるクオリティーと多様性を是非維持していってほしいです。

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