インドでイクメン始めました 新任取締られ役の子育て・ビジネス奮闘記

2014年7月30日

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 とにかく、日本にいる間は、双方の実家に挨拶に行ったり、友達とパーティーをやったりと慌ただしく過ごしたこともあり、娘は相変わらず、ツンデレ娘のままでした。

最初の難所、いざインドへ

 そんな状況で最初の難所、成田への移動、そして、インドへのフライトです。手にはスーツケースとチャイルドシート、そしてヨチヨチ歩きの娘。私は、出発の前夜は知人と激しく飲んだせいで、重度の二日酔い。さらに家を出る時間が遅れてしまいリムジンバスに乗れないという軽い悲劇が発生。止む無く大量の荷物とぐずる娘とともに週末の田園都市線へ乗り込みました。

地に堕ちた育メンエースの自信を取り戻せるか!?

 混んだ車内ですので、周りの人に悪いなあと申し訳ない気持ちになります。周りの人からも無言のプレッシャーを感じます。渋谷で成田エクスプレスに乗り換えるまで、途中下車の人たちとすれ違う度に、なんども「すいません」と言いました。他人に迷惑をかけない、これが日本のコモンセンスです。私自身、これが日本の住みやすさに繋がっていて、基本的には賛同なのですが、子育てしているときは、迷惑を掛けないようにと思えば思うほど、息苦しく感じる時があります。これは、特にママをやっている知人がよく言っています。子どもに寛容なカルチャーをどんどん作っていきたいですよね。

 なんとか成田空港へたどり着き、飛行機に乗り込むと、乗客の9割がインド人でした。そこはもうインド。飛行中、立ち歩きながら、大声で談笑しては、CAに止められていました。 インドでは、誰だって人に迷惑をかけているので、他人のことも許してあげよう、というのがコモンセンスだと聞いたことがあります。時間に遅れる、言ったことをやらないのに謝らない時などは何度も腹が立ちますが、逆に娘が通路を歩こうが、多少、ぐずろうが、誰も気に掛けないので、それはそれで気楽なものです。その上、知らない人の子どもでも、どんどん話かけて可愛がってくれようとします(少し慣れ慣れしいが……)。無愛想で有名なインドの入国審査の係員も娘を見ると笑顔を返してくれたり、子どもへの寛容さを垣間見ました。意外とインドは子育てし易いのかもと思った瞬間でした。

 こうして両極端な文化の間で、いよいよ、インドでの子育て生活が始まります。

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