2024年4月20日(土)

中国メディアは何を報じているか

2014年8月12日

 海上防衛戦、軍事闘争準備で最前線に位置するアモイ市(福建省)では港湾、空港、高速鉄道、高速道路を主体とする平時と戦時を一体化させた交通ネットワーク構築が進められ、戦時に部隊が機動的に動ける力強い助けとなっている。各地の各部門は党の「群集路線教育実践活動」を展開し、兵士や退役後の斡旋対象者が直面する実際的問題の解決を図ってきた。

「双擁」コンサートで歌を披露する 習近平国家主席夫人の彭麗媛少将 「強軍の夢」の力強い応援団団長だ。 (2012年2月新浪音楽網)

 政府は従軍家族の就業や職業、住居斡旋、傷痍軍人の住宅保証、軍人軍属の権益保障といった一連の規定を通達し、退役軍人の再就職先、住宅斡旋政策の修正を行ってきた。遼寧省、天津市、河南省、山西省、四川省、寧夏回族自治区、青海省など20余りの省(自治区、直轄市含む)で120あまりの規定措置を策定し、「擁軍優属」関連対象者法規体系が形成されてきた。中央政府は670億元以上をかけ、地方もこれに呼応して財政投入を増やして、傷痍軍人や烈士、革命に参加した軍人、復員軍人等の重点的な配慮対象への補助金基準を引き上げ、幹部たちの医療費等を増加させて1000万人に上る撫恤対象者の生活を保障してきた。

 全国では60万超の散乱した烈士の墓、9500ヶ所の烈士記念施設を補修し、海外烈士記念施設の補修作業を行った。四川省芦山や甘粛漳県、岷県、東北地域での洪水対策、南部地域での台風被害に対する災害救助に軍や武装警察部隊はのべ13万4000人の兵士、29万8000人の民兵、予備役兵を動員して3万3000人に治療を施し、150万人を救出し、5万トンもの物資を輸送し、4800キロもの道路、ダムを補修した。

 軍と民衆は心を一つに、「中国の夢」、「強軍の夢」を実現する途上にある。広大な軍民は共に大々的に「擁軍優属」の優良な伝統を掲げ、軍政軍民の団結を絶え間なく固め、発展させて中国の特色ある社会主義の勝利を勝ち取ろう。

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【解説】

 習近平政権が盛んに謳い上げる「中国の夢」の大事な一部分に「強軍の夢」があるが、この文章を読むと如何に建前と実情の乖離が激しいかが分かるだろう。現実と理想の乖離にただただ失笑せずにはいられない。


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