今月の旅指南

2014年9月26日

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狩野直美 (かのう・なおみ)

東京生まれ。フリーライター。旅行業界誌の記者・編集者を経て、1994年からフリーランスに。主に海外旅行関連誌、ウェブマガジン等に記事を執筆中。

 日本唯一の大工道具の博物館、竹中大工道具館が、10月4日にリニューアルオープンする。場所を山陽新幹線新神戸駅前に移し、生まれ変わった新館は、緑に包まれた都会の中のオアシスのような立地にある。地上1階、地下2階の建物内は、これまでの約1.8倍の展示スペースを誇る。

 館内に足を踏み入れると、無垢材を使用した舟底天井の、柱のない大空間が来館者を出迎える。名栗(なぐり)加工の施された自動ドアなど、随所で、現代の建築技術と融合した伝統の職人技を目の当たりにできる。

舟底天井が目をひく1階ロビー

 7つのコーナーに分かれた展示室には、約3万500点の所蔵品から約1000点を常設展示。鋸(のこぎり)や鑿(のみ)、鉋(かんな)など、用途に応じて使い分ける多彩な大工道具のコレクションから、大徳寺玉林院簑庵(さあん)をモデルにした木組みの茶室スケルトン模型まで、古来受け継がれてきた匠の技に触れられる。

 今回新たに付設された木工室では、宮大工が指導する鉋削り体験や、刃物研ぎ教室、木工作家によるワークショップなど、さまざまなプログラムが用意される。木の温もりを生かしたオリジナルグッズがそろうミュージアムショップも必見だ。

竹中大工道具館リニューアルオープン
<期間>10月4日
<会場>神戸市中央区・竹中大工道具館(山陽新幹線新神戸駅下車)
<問>☎078(242)0216
http://www.dougukan.jp/contents/about-tctm_jp.html

*情報は2014年8月現在のものです。料金・時間・休館日などの詳細は、お出かけの際、現地にお確かめください

◆「ひととき」2014年10月号より

 

 

 

 

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