さて、祭りは佳境に入り、悪魔を模した人形に火が放たれます。人形に埋め込まれた爆竹が、けたたましく鳴り、神様の勝利に歓喜します。と、ここまでは良かったのですが、爆竹の量が多すぎるのか、火の勢いが増し、生徒が座るところまで、火の粉がやってくる事態に会場は大混乱。日本なら先生が消火活動を始め、避難誘導し、同時に危機管理不足で謝罪も必要になるだろうなと思ってしまう場面です。
悪役の人形を燃やす。 この後、火の勢いが増して、大混乱に！
しかし、ここはインド。先生、生徒も「大変だ―、室内へ逃げろー」という感じでワアワア一緒に逃げます。さらに、ギャン泣きのうちの娘を抱っこする先生は、「そんなに泣いちゃってカワイイんだから」という風情で終始、微笑みかけてます。こちらもここはインドだし、こんなものだろうと妙に納得しながら、動じることなく、泣き叫ぶ娘を抱っこします。
1歳7カ月になる娘も体重は10kgを越え、インドに来てから随分と重くなってきました。インドの空気、言葉、食べ物、環境で、娘はたくましく育っています。食べ物や空気汚染は大丈夫か、将来、日本に帰った時に馴染めるかなど、若干の不安もありましたが、今は不安よりもどんな娘に育つのかの期待の方が大きいです。そんな期待とともに、私もイクメン頑張るぞと決意を新たに、娘を肩に乗せて、教室まで避難しました。
