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中華から寿司へ ウルグアイのコメ消費

田牧一郎 (たまき・いちろう)  田牧ファームズ代表

1952年福島県郡山市生まれ。田牧ファームズ代表。コメ生産者として郡山市で15年、カリフォルニアで20年、「国際競争力のあるコメつくり」をテーマにコメの生産・販売を行う。2012年からはウルグアイで事業を開始。世界の「おいしいごはん」マーケットに輸出を計画。日本のコメ産業も強くなれるはずと、日本でも試行錯誤中。

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 世界の町で必ずと言っていいほどあるのが中華料理レストランですが、首都モンテビデオには中華料理店は数軒のみです。しかし、最近日本料理である「握り寿司」を提供する店が増えて、中華料理店の数を上回っているという、世界にも例の少ない国とも言えます。

ウルグアイの首都モンテビデオ (AFLO)

 私が何度か入った中華料理店では、コメはウルグアイ産の長粒種で、当然のことながらチャーハンや白米でコメを食べさせてくれます。日本食レストランではもちろん寿司が目玉となります。

 最近のトレンドとして客単価の高い高級そうなレストランが、寿司ネタケースを置き、握り寿司を提供しているところもあります。ネタはチリのサーモンやヒラメ、マグロは大変美味しいと評価の高いエクアドル産(ほとんど冷凍ですが)。コメはウルグアイ産短粒種です。ウルグアイでの日本食提供は、始まったばかりですので寿司職人さんの技術の向上に期待したいと強く感じています。

 生産量の約98%は輸出をしている国です。この国に伝統的なコメ料理は見当たらず、見かけるのは町にあるイタリア料理レストランのリゾットであり、スペインなど地中海コメ料理の代表であるパエリアだったりします。スペインの植民地時代、ヨーロッパからの移民が入り、その文化と料理を持ち込んだことが起源だと思います。コメ料理のレパートリーの一つとして寿司も受け入れられ始めているようです。

  
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◆Wedge2015年1月号より

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著者

田牧一郎(たまき・いちろう)

田牧ファームズ代表

1952年福島県郡山市生まれ。田牧ファームズ代表。コメ生産者として郡山市で15年、カリフォルニアで20年、「国際競争力のあるコメつくり」をテーマにコメの生産・販売を行う。2012年からはウルグアイで事業を開始。世界の「おいしいごはん」マーケットに輸出を計画。日本のコメ産業も強くなれるはずと、日本でも試行錯誤中。

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