2024年4月20日(土)

地域再生のキーワード

2015年2月4日

 そこでチームを作って主に担う役割を分け始めた。えのはの頭文字をとって、チームE、チームNなど5つに分類。チームEはタレント13人で、Nは農作業を中心に担う農園チームの2人、Oは企画・営業の3人、Hはブランド推進の3人といった具合に分けたのだ。ブランド推進は「愛の葉」ブランドの加工品の開発なども行う。最後のチームAはまだ誰もいないが、いずれショップ展開を始めた時にそれを担うチームとする計画だ。農家レストランの展開なども検討している。

松山市で行われた「環境都市フォーラム」でステージ出演したチームE

やった分だけ応えてくれる

 チームNで農作業を担う三浦ひかりさん(20)は14年の春に愛媛県立農業大学校を卒業したばかり。家族に農業を営む人は誰もおらず、農業にはまったく無縁で育った。興味を持って農業大学校に進んだが、実際に農業に就けるとは思ってもいなかったという。

ナスを収穫するチームNの三浦ひかりさん

 そんな三浦さんが出会ったのがhプロジェクトだった。今では佐々木社長の義父の松本勲さん(76)に指導を受けながら、農作物作りに励んでいる。コメ、イヨナス、青汁用のケール、みかん、大根など、作物は様々だ。軽トラを駆って田んぼや畑を移動しながら、連日、農作業をこなす。「農作物は、作業をやった分だけ応えてくれるので楽しい」と笑顔が溢れる。


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