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芝居随想 作者部屋から
食満南北 著

食満南北は、明治大正の上方歌舞伎の巨星・初代中村鴈治郎の身近に居た座付作者。本書は、著者の自叙伝であり、九代目団十郎、五代目菊五郎、初代左団次、十一代目仁左衛門ら、南北が親炙した歌舞伎役者たちの挙措を生きいきと描いた読み物で、折口信夫が「南北として、これ以上のものは、もう書けない」と、折り紙をつけた主著。闊達な語り口による劇界の内幕と多彩な逸話は芝居好きならずとも興趣が尽きない。

<書籍データ>
◇文庫版 252頁
◇定価;本体743円+税
◇2009年8月20日

<著者プロフィール>
食満南北
(けま・なんぼく)
劇作家。1880年(明治13)、大阪の酒造家に生れる。本名貞二(ていじ)。村上浪六に師事し、その紹介で東京歌舞伎座の福地桜痴の弟子になる。一時、早稲田大学に学び、坪内逍遥の教えを受けた。大阪の作者部屋で、十一代目片岡仁左衛門、初代中村雁治郎らの座付作者として活躍した。楽屋通として「演芸画報」等に多数の筆名で執筆、大阪劇界の記事をほとんど一人で書いたといわれる。1957年(昭和32)没。堺市・南宗寺に句碑がある。「昔堺に男ありけり夏まつり」。本書のほかに『大阪の鴈治郎』の著書がある。

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