オトナの教養 週末の一冊

2015年3月13日

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中村宏之 (なかむら・ひろゆき)

ジャーナリスト

1967年生まれ。91年、慶應義塾大学経済学部卒、読売新聞東京本社入社。ロンドン特派員、米ハーバード大学国際問題研究所研究員、経済部デスク、調査研究本部主任研究員などを経て2017年4月より読売新聞東京本社メディア局編集部次長。『御社の寿命』、『世界を切り拓くビジネス・ローヤー』、(いずれも中央公論新社)など

――じっくり時間をかけて弁護士の有料会員制度を実現されました。

元榮:赤字の期間が8年間続きましたが何とかやりくりし、満を持して2012年に外部株主から資金調達させていただき、時を同じくして、月間のサイト訪問者数が100万人を超えました。100万を超えてくると収益化に向けた力がついてきます。弁護士のマーケティング意識も高まってきたので、そろそろ弁護士の先生方にもご理解いただけるだろうと思い、2013年8月に弁護士向けの有料プランをスタートさせました。

――その後は順調に推移して、昨年12月の上場に至ったということでしょうか。

元榮:おかげさまで8年間の蓄積があったので売り上げは順調に伸びてきています。2015年1月の月間サイト訪問者数は700万人を突破し、登録弁護士数は現在、約8000人。全国にいる弁護士が約3万6000人ですので、ちょうど4.5人に一人の割合になります。

――今後の目標はどのように考えておられますか

元榮:弁護士ドットコムをまだ知らない方も多いと思いますので、110番や119番のように、いざというときに思い出してもらえる「法律の駆け込み寺」みたいな存在として認知度を徹底的に高めたいと思います。弁護士を身近に利用してもらうためには、サービス業としての意識がより浸透してゆくことが大事です。サービス業として弁護士が進化してゆくと、本当の意味で弁護士に対する国民の信頼が高まり、活用が進むので、弁護士にとってもメリットがあり、結果として弁護士がもっと身近になるのではないかと考えます。ユーザーにもウイン、弁護士にとってもウインとなるコンセプトが最も大事なのではないかと信じています。

元榮太一郎(もとえ・たいちろう)
1975年生まれ。1998年慶応義塾大学法学部卒業、99年司法試験合格。2001年アンダーソン・毛利・友常法律事務所に入所。2005年に独立し、弁護士ドットコム、法律事務所オーセンスを設立。

  
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