炎上?感動?ネットで話題のニュース

2015年3月20日

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田中 結 (たなか・ゆい)

プレスラボ

1985年東京生まれ。グラビア誌の編集、女性向けニュースサイトの編集などを経て、2012年10月から編集プロダクション・プレスラボで編集/ライターとして活動。下北沢勤務、下北沢在住で、完全深夜型のライフスタイルを送る。

テレビのニュースには拾われないかもしれないけれど、ネットの一部で盛り上がったあの話題。知りたい人へお届けします。

健全な驚きを生むキャンペーン
「公式コラボ」が熱い理由

 あらゆる企業は、ネットで広告やキャンペーン、コンテンツを仕掛ける上で「いかにユーザーの興味を引くか」「ネット上で話題になるにはどうすればいいか」に頭を悩ませている。

 ツイッターやユーチューブを見れば人気の素人はたくさんいるし、バイラルメディアが大量のオモシロ画像、感動話、ときには悲惨な話を武器に幅をきかせている。その中で勝負するにはかなり目立ったことをやらなければユーザーに響かないため、企業の制作チームは相当苦労しているはずだ。

 ここで、改めてネット上で話題になりやすいコンテンツの特徴を振り返ってみる。それは「驚き」があることだ。無謀なチャレンジをする素人の姿や、シナリオを裏切る意外な展開、日常に起こった奇跡的な話などである。これらの驚きを作ろうとすると、手間もかかるし、奇跡なんて作ろうと思っても作れるものではない。

 企業が比較的簡単に作れる驚きが「公式コラボ」だ。普段は全く別の分野にいる企業同士が手を組むことで、意外性という驚きがあるからだ。過激な手法や、ねつ造の噂まである感動話に頼ることなく、健全な「驚き」を生むことができる。

 ネット上で話題になった「公式コラボ」をいくつか紹介したい。ハローキティはさまざまなコラボをすることで有名で、もはやネット上ではネタ化(http://matome.naver.jp/odai/2133377225128267601)している。毎回ビッグネームのキャラクターとコラボするのだが、想像を超える大胆さでキティちゃんがコラボ相手と融合するため話題になりやすい。大手コンビニがアニメやゲームとコラボする風潮は最近とくに多い。今月初旬に始まった「艦これ」とローソンがコラボしたキャンペーン(http://lwp.jp/kct/campaign/static/kct/)では、ファンが対象商品を買い占め、すでに品切れになっている店舗もあるようだ。

(画像:iStock)

 また、「艦これ」は現在ピザハットともコラボ(https://kancolle.pzh.jp/)しており、「艦これ」仕様スリーブ(ピザボックスを包むもの)が特典に付く。以前、宅配ピザがアニメキャラクターとコラボし、イラストの描かれたピザボックスで宅配したが、「ピザが入っていない新品のボックスがほしい」という要望がネット上で多数見受けられた。その対策としてスリーブにしたのかもしれない。

 カレーチェーンのCoCo壱番屋はアイドルグループSKE48とコラボし、トッピングで人気を競うキャンペーン(http://www.ichibanya.co.jp/campaign/ske48_topping/)を行った。ファンたちが、大量のトッピングを乗せたカレーをネット上にアップし推しメンへの愛をアピールした。一部では「食べ物で遊ぶな」といった批判も上がっていたが……。

 公式コラボは期間限定のレア感もあるため、ファンが熱中しやすいという利点もあるようだ。キャラクターはとくにコラボがしやすいため、ゲームや飲食チェーンなどの企業がこぞってコラボキャンペーンを展開している。

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