「朝ドラ受け」を待って？
数分後にはネットニュースが出る時代
さらに、この数分後にはオリコンニュースが「有働アナ、生放送で涙と「鼻水が…」 玉山＆シャーロット＆通訳も涙」というタイトルで記事をアップ。Yahoo!に配信されたのが8時23分というスピードだった。有働アナの朝ドラを見ての反応は「朝ドラ受け」とも言われるほど一部で注目されており、最終回に近づいたタイミングで有働アナがどんな反応をするかに関心を寄せる人は多かったのだろう。
近年はネットニュースで、テレビ番組の放送内容や出演者のコメントをピックアップした短い記事がよく配信されている。これらは「テレビを見て内容をまとめるだけの簡単なお仕事」「これで給料もらえるんだからいいよね」などと批判の的となることも少なくない。確かに手軽な仕事のように見える一面はあるが、今回のオリコンニュースのような、スピードの速い記事はネットニュースならではという気がする。時間前から待機し、出演者が話題となりそうなアクションを取った時点ですぐに記事にする。結果的に有働アナや通訳女性たちの涙はネット上で話題となり、ツイッターでの反応をまとめたページも作られている。記事はこの反応を先取ったものだ。これだけ話題になる様子であれば、それを記事で読みたいという人も出てくる。ニュース記事としての質はさておき、需要があるかないかでいえば、「ある」ということになるのだろう。
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