2024年4月17日(水)

「子縁」でつながる秋津地域のお父さん 

2015年5月1日

新築して設置したバス停のベンチにさっそく座る秋っ子たち。2015年4月25日

 「次は、なにをやる?」とあるお父さん。

 このころは、学校の飼育小屋の新築や、余裕教室をごろ寝してでも本が読める「ごろごろとしょしつ」に改造したり、キャスター付きの廊下を移動できる本箱の新築などもひと段落し、なにかをしたくてノリノリ父さんたちは体を動かしくてうずうずし始めていたんですね。

 「そうだね、バス停のベンチなんかどう?」「ベンチがないところもあるし、秋津らしいオリジナルなベンチをつくろうよ!」と、別なお父さん。

 すると、「バス停てさー、タバコの吸い殻の投げ捨てがあるじゃん! あれさー、ときどき掃除しているんだけど、頭にくるねー!」と、工作クラブの世話役で一級建築士の坂本正樹お父さんがいいました。

 このころは、まだ受動喫煙の防止を謳う「健康増進法」がありません。

 いまから思うと、喫煙モラルがとても悪かったんです。

 それに、学校前のバス停は、生前の「ジャンケンおじいさん」の久我喜代冶翁と奥様の栄子さんが掃除をしていましたので、私たちも時々は掃除をしますが、あいかわらず投げ捨てはやみません。

最初のバス停のベンチのペンキ塗りを嬉々として行う窪田正お父さん。2000年6月

 お父さんたちは、一も二もなくバス停のベンチづくりに賛成しました。

 資材は、いつも廃材をいただくお風呂屋さんの三橋七郎さんから提供してもらいました。

 そんなことから、「学校から地域へ出る仕事?の第一号」が、バス停のベンチづくりになったんです。


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