今月の旅指南

2015年6月26日

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狩野直美 (かのう・なおみ)

東京生まれ。フリーライター。旅行業界誌の記者・編集者を経て、1994年からフリーランスに。主に海外旅行関連誌、ウェブマガジン等に記事を執筆中。

 全長5、6メートルもある巨大な胴体、長い首の先には鬼面の頭を載せて、市街を練り歩く。愛媛県宇和島市で毎年7月22日から24日に開催される「うわじま牛鬼(うしおに)まつり」の主役が、この牛鬼だ。

 「祭りに登場する牛鬼は、加藤清正が朝鮮出兵で城を攻めるときに考案した亀甲車が原型といわれます。これは兵士が中に隠れるための巨大な箱で、実際に牛の首が差してあったそうです。南予地方各地に伝わる牛鬼のなかでも、一際目立つ長い首が宇和島の牛鬼の特徴です」と、実行委員会事務局長の二宮辰行さん。

 祭りは22日の踊りの祭典「うわじまガイヤカーニバル」で幕が開く。23日には、小ぶりの牛鬼が練り歩く「子ども牛鬼パレード」や宇和島湾を舞台にした「海上打ち上げ花火」が繰り広げられる。

 ハイライトとなる「親牛鬼」のパレードは24日の13時30分ごろから。アーケード商店街のきさいやロードや宇和島駅前など、市街中心部に二十数体の牛鬼が登場する。国道320号線の交差点付近で数体が突き合わせをする「牛鬼の練り」が必見とのこと。

赤い布やシュロに覆われた牛鬼が何体も登場する

 期間中、19万人の人出があるという「うわじま牛鬼まつり」。迫力満点の牛鬼から夜空を彩る大輪の花火まで、夏祭りならではの熱気に触れられる3日間だ。

うわじま牛鬼まつり
<期間>2015年7月22~24日
<会場>愛媛県宇和島市・市街各所(予讃線宇和島駅下車)
<問>うわじま牛鬼まつり実行委員会 ☎0895(22)5555
http://ushioni.gaina.ne.jp/

*情報は2015年5月現在のものです。料金・時間・休館日などの詳細は、お出かけの際、現地にお確かめください

  
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◆「ひととき」2015年7月号より

 

 

 

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