WEDGE REPORT

2015年6月18日

»著者プロフィール

 6月18日から21日にかけて、米ワシントン州シアトルの郊外にあるチェンバーズベイにて、全米オープンゴルフが開催される。このコースを設計したのが、ロバート・トレント・ジョーンズJr.だ。存命中の設計者のコースでの開催は、全米オープン史上初となる快挙であった。そんな世界を代表する設計者の「作品」には、日本の影響が色濃く出ていた。

 2008年の2月、ロバート・トレント・ジョーンズJr.(RTジョーンズJr.)さんのオフィスのスタッフから、突然、「全米オープンがジョーンズさんのコースでの開催に決まったぞ!」とメールが飛んで来た。

ロバート・トレント・ジョーンズJr. (ゴルフコース設計者)
1939年米国ニュージャージー州にてゴルフコース設計者の長男として生まれた。エール大学、スタンフォード大学に学び、卒業後、父の下で設計を学んだ。設計したコースは、米国、日本を始め、世界各国に250コースを数える。(撮影:小平尚典)

 え?と驚きながらも聞き返すと、なんと前年の07年にオープンしたばかりのジョーンズさんの最新作、チェンバーズベイゴルフコースで、世界4大メジャー大会の1つである15年の第115回全米オープンが開催されるというのだ。

 もちろん信じられない。「ジョークかい?」と失礼を顧みず再度聞き返した。全米オープンといえば、世界で最も実力のあるゴルファーを決めるメジャートーナメントである。過去の114回の開催コースは、100年前後の歴史のある名門コースばかりである。オープンしてたった1年、米国太平洋岸沿いの最北端、カナダとの国境も近いシアトルの公営のパブリックコースのチェンバーズベイである。

関連記事

  • PR
  • 新着記事

    »もっと見る