2024年4月20日(土)

WEDGE REPORT

2015年6月25日

 最近のゲームの特徴は、E3 2015 PlayStationプレスカンファレンスで、ソニー・コンピューター・エンターテイメント・アメリカ(SCEA)のプレジデント兼CEO、ショーン・レーデン氏が話すように、「前例のないアクションと操作性を実現しながら、同時に、美しくて感情的なストーリーも実現している」ことだ。

Halo5のキャラクター
 

 今年、最も注目を集めたブースのひとつは、マイクロソフトだろう。展示会で最大級の面積を誇り、テーマカラーのグリーンを基調に、「Forza Motorsport 6」「Rise of the Tomb Raider」などが紹介された。そのなかで最も話題を呼んだのが「Halo 5: Guardians(Halo 5)」のセクションだ。フランチャイズ(シリーズ)で、すでにファンも多くヒップホップ歌手のカニエ・ウェストも同セクションで体験したことが、Xboxのマーケティング担当、アーロン・グリーンバーグ(Aaron Greenberg)氏の公式ツイッターで公開された。

 「人気の秘密は、マイクロソフト・ホロレンズにある」と話すのは、マイクロソフトの広報を担当する企業ASSEMBLYのジョー・ディミエロ(Joe DiMiero)氏。ホロレンズとは、マイクロソフトが2015年1月に公表し、頭に装着するヘッドマウントディスプレイ(HMD・ウェアラブルコンピュータのひとつ)型の表示装置のこと。

 これが、透明レンズ部分にホログラム(ホログラフィーを応用し,特殊なフィルムやプラスチック板の上にレーザービームを使って立体画像をプリントしたもの。光線をあてると,立体画像が再現される)による3D映像を表示させ、現実世界に仮想的な物体を重ねるように表示する。これで、拡張現実を実現するというわけだ。

6時間の待ち時間ももろともせず ゲーマーの熱意

 また、Halo 5 を制作した343 Industriesのプロデューサー、クリス・リー(Chris Lee)氏が、もうひとつの人気の秘密を話す。「Halo 5には大規模なマルチプレイモード『Warzone(ワーゾーン)』を取り入れました。ここで味方や敵の AI キャラクターと最大 24 人のプレイヤーが戦闘ができます」。今回の試遊体験は、ホロレンズを使ったHalo 5の “Warzone”での戦闘だ。

 しかし、ご想像どおり、希望者全員が体験できたわけではない。「このシリーズの大ファンで、今朝10時からすでに3時間並んでいます」という最後尾の男性(ゲームソフトのグラフィックデザイナー)を含め、「Xbox Oneなど何も持っていないが、プレゼンテーションを見て体験したくなった。6時間待っているが、まだ順番待ち」という広告会社の男性もいた。「この3日間でHalo 5だけで約1200人が入場しました」と、ディミエロさん。こちらは、今年の年末商戦を目前に10月27日に発売が開始される予定だ。

 『Halo 5:Guardians』(Xbox One 専用) 神秘的かつ止めることのできない力が銀河系を脅威に陥れ、マスターチーフが失踪する中、彼の忠誠心が疑われている。史上最高のドラマチックなHaloのストーリーは 3 つの世界にまたがり、4 プレイヤーが協力しゲームを進行する。(中略)「Arena」では、4 対 4 の対戦が繰り広げられる。(http://news.microsoft.com/ja-jp/2015/06/17/150617-e3-xbox/)


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