世界潮流を読む 岡崎研究所論評集

2015年8月7日

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 ラッド元豪首相とバンガ米印ビジネス協議会会長が連名で、インドは世界経済に完全に統合される必要があり、そのためにAPECに加盟すべきである、との論説を、7月8日付ウォールストリート・ジャーナル紙に寄稿しています。

画像:iStock

 すなわち、インドは世界の貿易の主流から外れている。WTOの最近の報告によれば、インドの関税制度は複雑すぎ、過去4年間に平均の関税率は上がっている。

 インドが貿易に対する取り組みを変えない限り、国際通商の流れから取り残されてしまう恐れがある。

 インドは貿易赤字が増え、特に対中貿易が巨額の赤字であるので、一層の貿易自由化に反対する意見が多いが、インドがすべきことは経済改革により外国からの投資を増やし、世界市場でより効果的に競争できるようにすることである。

 APEC参加はインドにとって具体的なメリットがある。APECの貿易促進行動計画は、2007年から2010年の間に、加盟国間の事業のコストを5%下げた。APECの技術ワークショップは、インドが加盟国の間で信頼を得る手助けをするだろう。

 APECは新規加盟の一時中止を解除した。長年インドに無関心であった米国、中国、ロシアは過去1年インドのAPECに対する関心を公式に歓迎した。

 APECが意味あるものであり続けるためには、アジア第三の経済を排除し続けることはできない、と論じています。

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