山師の手帳~“いちびり”が日本を救う~

2015年8月31日

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 政治家にしても芸能人にしても断食道場に来た方々のタイプには何か良く似た傾向を示している気がする。一部の例外はあるかも知れないが、一般的にインテリタイプ、明るい性格で心根の優しいタイプ、バランス感覚のあるタイプの母集団がリピーターになっているようだ。道場主の石原結實ドクター自身がそうだから類は類を呼ぶという事かもしれない。

石原ドクター

断食道場初日
「断食道場が静かなブームの理由」

 断食道場の名前は「ヒポクラテック サナトリウム」というモダンな名前の断食道場である。断食道場というと、恐れをなす人がいるために横文字の名前が付けてあるのかと不審に思ったが、新たな選択肢が無いためにココに決定した。この断食道場の特徴は温泉サウナが完備している上にゴルフコースまで用意してくれている。

 独りで行くには話し相手もいないし、寂しいので女房と肥満の長男も無理やり道ずれにした。女房も長男も暇ではないが面白半分に付き合ってくれた。

 どうやら断食療養の成功の要件は如何に気を紛らわせて暇つぶしをするかということらしい。ありがたいことにダイエットに興味のある長男は2泊3日コースでゴルフの大好きな女房は4泊5日コースを選んでくれた。

 初日の日曜日は朝の8時半から院長先生の講義を受けた。

 院長の石原ドクターは人参ジュース断食でTVにもよく出ている有名な断食療養の権威でこれまで5万人近くの患者を受け入れてきたという。

 入院前の説明では絶対安全な断食道場だといっているが8日間も固形物はいっさい摂らず、人参ジュースと生姜のお茶だけで暮らすというからさぞや辛い毎日になると覚悟をしながら道場の門をくぐったのである。

 さて、これまで断食ダイエットに関する書物は多く出版されているが、体験者側からの手記やレポートは意外に少ないので、同じ悩みを抱えている方たちのために僕の恥を忍んで体験談を書いてみたい。

 石原ドクターの講義を受けて衝撃的な断食理論が分かってくると「驚きの連続」である。石原ドクターは西洋医学の病気の概念は「血液の汚れ」に起因していることが自然治癒力を低下させることに諸悪の根源があると説いている。つまり、西洋医学の対症療法は血液を綺麗に浄化する「反応」を病気と位置付けるから、その原因を「抑える、切除する、焼きとる」という「治療」を行うが自然医学の見地からいえばこれは「逆療法」にもなる諸刃の剣であるという見方である。

 例えば、東洋医学では「発疹」は血液を浄化する反応であり、「炎症」は老廃物の燃焼処理であり、動脈硬化や高血圧は汚れた血液を血管の中で沈着させる反応ととらえ、「ガン」は血液の流れの「浄化装置」であると理論づける。

 従って血液を汚すことが「万病の元」であるから予防医学の見地からすると血液を汚す原因を取り除くためには「食べ過ぎを正し」「運動不足を改善し」「ストレスを排除し」「身体の冷えを正し」「環境汚染物質を排除し」「水分の摂り過ぎに注意せよ」ということが体質改善への指針としている。このように石原ドクターの理論は単純明快であり「食べすぎるな」と「身体を温めよ」の2点に集約される。

 だから、断食道場で励行することは「小食の習慣をつける」ことと「体を温める」ために運動、入浴、サウナ、生姜湯で体の中から温めるということだけである。
要するにこれが断食道場で行うことなのである。

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