定年バックパッカー海外放浪記

2015年9月27日

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高野凌 (たかの りょう)

定年バックパッカー

1953年生まれの62歳。横浜生まれ、神奈川県出身。大学卒業後は商社、メーカー勤務を経て2013年定年退職。2014年春から海外放浪生活を始める。放浪歴は地中海、韓国、インドシナ半島、インドネシア、サンチアゴ巡礼など。サラリーマン時代は主として海外業務に従事。ニューヨーク、テヘラン、北京にて海外駐在を経験。身長170センチ、57キロ。獅子座。A型。現在2人のご子息は独立し、夫人との2人暮らし。孫1人。

サントリーニ島 2014.5.1~5.13

「多少はタフな仕事だぜ」(It’s a bit tough job)
米海軍パイロット物語

中世の砦の近くの教会のアーチ

 5月11日午前6時半。日の出を見終わった後で遊歩道の脇にある中世の砦でぼんやりしていたら、早朝散歩している男性がこちらに歩いてきた。アポロキャップを被りジーンズを穿いてフライトジャケットのようなジャンパーを羽織っている。欧米人としては中肉中背だが陽に焼けて精悍な容貌であり敏捷で隙のない身のこなしである。

 私は少し警戒しながら「ハーイ」と挨拶した。話してみると気さくなナイスガイである。職業はなんと米海軍のパイロットとのこと。なるほど見るからにタフガイである。現在45歳で数年前に身分上は退役して現在は嘱託として飛んでいるとのこと。元々出身は西海岸サンディエゴとのこと。サンディエゴといえば西海岸の海軍の要であり、トムクルーズの出世作の映画“トップガン”の舞台だったことなどを思い出した。

 「サンディエゴで空母の艦載機であるジェット戦闘機乗りとしてキャリアをスタートした。それからハワイの海軍基地に転属となり、引き続きジェット戦闘機に乗った。」

 「それじゃあ、映画トップガンのような世界を体験してきたわけだ。やはり相当に体力のみならず精神的にも厳しい毎日だった?」

朝陽に輝く白い教会のドームとイオの町

 「そうだね。多少はタフなジョブだぜ。若くないと出来ないな。」と彼はニヤッと笑った。

 「ジェット戦闘機を卒業してから沖縄の嘉手納基地に転属となった。だから俺は日本にも詳しいぜ。沖縄ではPCオライオンで対潜哨戒活動したり電子偵察機で偵察活動をやっていたよ。」

 「電子偵察機といえば確か10年ほど前に中国領空のボーダー附近で中国の戦闘機とトラブルがあって中国の海南島に不時着して国際問題になったことがあったね。当時中国関係のビジネスをしていたので覚えているんだけど」

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