2024年4月25日(木)

Bangkok駐在便り

2015年10月17日

 もう一つの日本人居住区、シーロム&サトーンエリアにもサードウェーブの流れは広まっている。まずは「I AM COFFEE」(アイアムコーヒー)。ここはドリップはなく、エスプレッソにこだわり、マシンは業務用マシンとして定評のある「LA MARZOCCO」を使用。王道のラテを提供し、近隣の欧米人やタイ人から日常使いできるお店として信頼を得ている。

サトーン地区の有名店。エスプレッソマシン、豆のチョイスにもこだわり、高品質なエスプレッソが自慢。同エリアでは抜きん出ている

 もし、ドリップコーヒーを飲みたければ、「CERESIA COFFEE ROASTERS」がおすすめ。2人のベネズエラとタイ人が営む同店は、元々スクンビット・ソイ33/1で開店し、同店が2店目。世界中の豆を集め、店舗で焙煎し、一杯一杯淹れる姿は日本でも人気のブルーボトルコーヒーを彷彿とさせる。焙煎したばかりのフレッシュな豆の販売も行っており、値段は250gで約550B~。日本での販売価格と比較すると、若干の割高感は感じるものの、その品質は間違いない。 

サトーン通り沿いに2号店をオープンした「CERESIA」(写真はスクンビット店)。ブルーボトルコーヒーのごとく、ドリップが並ぶ

 以上、駆け足で紹介したが、もはやクオリティでは日本と遜色ないタイのカフェ事情。すでにチャオプラヤー川沿いや中心地から離れたローカルでもサードウェーブの流れがあり、この潮流はしばらく続くとみられている。機会があれば、ぜひ一度、その目で、その舌で試してほしい。

 

 

  
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