家電口論

2015年11月5日

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多賀一晃 (たが・かずあき)

生活家電.com主宰

スマート家電グランプリ審査員。主催する『生活家電.com』を通じ、家電の新製品情報、使いこなし情報他を発信中。過去、某メーカーでAVメディアの商品企画を担当、オーディオ、光ディスクにも精通。また米・食味鑑定士の資格を有する。水、米、パン、珈琲、お茶の味に厳しい。

財産は、「安曇野」

安曇野工場

 「VAIOの財産は、間違いなく安曇野です。この工場のレベルは高く、これがあったから独立できたと言ってもイイ。ラインは自社製品、請負仕事も含めて、フル操業してしています。しかし会社的には、まだ不安定であり、皆が安心して勤められ、力を発揮できるようにするのが、私の勤めです。『自活』はVAIOの急務です。営業部隊はそのためにも必要ですし、ここ1年で集中的に対応、以降うまく動くようにします」

 話をしていると、大田氏に対し「実に堅実だなぁ」というイメージを持ちます。人生経験を踏まえて、父親が子供を諭しているような感じを受けました。
この場合は、VAIOが子供と言うことです。VAIOは「商品力で勝負」と言うPCです。しかし、ユーザーは移り気、常に支持されるとは限りません。その時重要なのが営業力。営業は売りにくいモノを、きちんと売って光り輝くのです。

安曇野工場の写真

 営業に媚びるような商品もあります。いろいろな新機能が付いており、店頭を華やかにできる商品です。でも、日本のユーザーの目は肥えています。品質が悪いと、店頭から出て行きません。やはり商品は、ユーザーにアピールし、それで買ってもらえる仕様にすること。営業は、店に商品の魅力を伝え、店と一緒に店頭作りをすることが重要です。

 そのためには、できる限り風通しのよい組織が必要です。が、それを作り上げても、生活への不安が募れば、その組織も上手く廻りません。その様なことがないように、ここ1年は経営の安定と組織作りに力を入れるというわけです。

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