定年バックパッカー海外放浪記

2016年1月3日

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高野凌 (たかの りょう)

定年バックパッカー

1953年生まれの62歳。横浜生まれ、神奈川県出身。大学卒業後は商社、メーカー勤務を経て2013年定年退職。2014年春から海外放浪生活を始める。放浪歴は地中海、韓国、インドシナ半島、インドネシア、サンチアゴ巡礼など。サラリーマン時代は主として海外業務に従事。ニューヨーク、テヘラン、北京にて海外駐在を経験。身長170センチ、57キロ。獅子座。A型。現在2人のご子息は独立し、夫人との2人暮らし。孫1人。

韓流ならぬ“寒流”気候は想定外

 9月19日 襄陽の海辺の駐車場で野営していたが明け方に寒くて目が覚める。まだ5時前である。日に日に寒気が厳しくなってくる。早朝散歩をしていた近隣の住民に聞いたら「韓国は東海岸も西海岸も寒流が流れているので海水温度が低く9月以降は急激に気温が下がる」というような説明であった。四半世紀前に出張で仁川の製油所を訪問した時に「冬季は寒流のため日中でも気温があがらず地面が凍り付いて土木工事ができない」と話していたことを思い出した。

 今回の旅行前に地図をチェックしたら韓国が関東地方と緯度が同じくらいなので9月から10月の二か月間で釜山~東海岸北上~山越え~ソウル~西海岸南下~済州島~釜山と周遊する計画を立てた。その際に荷物を軽量化するために夏用寝袋と日本の秋の服装を携行して寒いときはセーターなど全て着込んで寝袋にもぐりこんで寝ることを想定していた。

 地面が意外に冷え込むので途中でビーチマット(日本円で500円くらい)を調達して、その上に夏用寝袋を敷いて持参の防寒着を全て着込んで寝たが寒気で熟睡できなかった。とにかく早々に山越えしてソウルから最短ルートで釜山を目指すことに急遽計画変更。そうすれば余裕をみても10月初旬には帰国できる。

 韓国全土周遊計画はこうして頓挫して忸怩たる思いであったが、“韓国自転車&テント旅行”の次の放浪計画はインドシナ半島周遊である。韓国旅行を短縮したぶんだけインドシナ半島の日程を延長できるとポジティブに考え頓挫の無念を晴らすことにした。

クジラのモニュメントの前で水原の大学生たちと

⇒第8回に続く

  
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