定年バックパッカー海外放浪記

2016年1月24日

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高野凌 (たかの りょう)

定年バックパッカー

1953年生まれの62歳。横浜生まれ、神奈川県出身。大学卒業後は商社、メーカー勤務を経て2013年定年退職。2014年春から海外放浪生活を始める。放浪歴は地中海、韓国、インドシナ半島、インドネシア、サンチアゴ巡礼など。サラリーマン時代は主として海外業務に従事。ニューヨーク、テヘラン、北京にて海外駐在を経験。身長170センチ、57キロ。獅子座。A型。現在2人のご子息は独立し、夫人との2人暮らし。孫1人。

地方を巡り普段着の韓国を探る
・期間:2014年8月30日~10月2日
・旅行費用:12万円

夢か幻か“南漢江自転車道”

近くに自動車・歩行者の南漢江大橋があるのに自転車専用のつり橋を新設して いる

 9月21日 承前。9時半、セブンイレブンで朝食。チーズバーガー1500ウオン、ツナマヨおにぎり800ウオン、ホットチョコ1000ウオン、〆て3300ウオン(=350円)なり。〔注:なぜこのような詳細な価格を列挙できるかというと、毎日の支出を全て手帳に記入して毎日の総支出額と手元の現金残高を照合しているからである。なぜ細かい出納に固執するのか。放浪生活という気儘で自由な暮らしをしていると精神衛生的には快適と思われるかもしれないが、逆の見方をすれば毎日が“不確実の連続”である。不確実性、つまり何が起きるか分からないというのは不安である。毎日の金銭の出納を一円単位まできっちりと確認することで不確実性という不安を少しでも打ち消そうとしているのである。〕

 北漢江自転車をさらに下ってゆくと南漢江との合流地点が見えてきた。合流地点からソウル中心部まで30キロもない。午後3時には明洞や南大門あたりに到着できる計算であるが、南方向に霞んで見える南漢江の郷愁を誘うような穏やかな風景に魅了されて大都会ソウルをパスして南漢江自転車道に直行することにした。

 驚いたことに南漢江自転車道には自転車専用ブリッジや自転車専用トンネルまで設けられている。道幅は3メートル以上あり真ん中にセンターラインが引いてある。随所に公園やトイレ・水飲み場や休憩所が設けられている。日曜日なのにサイクリストはまばらである。なんという贅沢であろうか。

照明が綺麗な自転車専用トンネル
満々と水を湛える南漢江、穏やかな自然が広がっている

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