WEDGE REPORT

2016年1月7日

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土方細秩子 (ひじかた・さちこ)

ジャーナリスト

ボストン大学コミュニケーション学部修士課程終了、パリ、ロサンゼルスでテレビ番組製作に携わり、1993年より米国でフリーランスのジャーナリスト活動を行う。

 「自動車と家電が連携し、双方からインタラクティブなコミュニケーションができる。今年後半にもこれが可能になる」と、フォード自動車CEOマーク・フィールズ氏が現在ラスベガスで開催中のCESで発表した。 

マーク・フィールズCEO

 家電との連携はアマゾンのアレクサ・スマートホームシステムとの連携により可能となる。アレクサは音声コマンドで例えば照明、テレビ、その他の家電のスイッチをオン・オフできるシステム。これとフォードの車内コミュニケーションシステムスイッチをオン・オフできるシステム。これとフォードの車内コミュニケーションシステムSYNCが連動、家の中から自動車を始動させたりバッテリーの残量チェックなどができ、自動車の中から家電操作が可能となる。寒い季節、家に着く前に暖房スイッチを入れる、など便利な機能が楽しめる。

IT企業の進出をチャンスととらえるフォード

 これはフォードのスマート・モービリティ・イニシアティブの一環として、今年後半に実現予定だ。このところグーグルなど、自動車メーカー以外の企業が自動運転システムなど、インターネットとコネクティビティを通して自動車業界に進出し始めているが、フォードはこれを脅威ではなくチャンスと捉える、という。

 フォードのスマート・モビリティには5つの柱があるという。

 まず、最も基本となる車そのもののコネクティビティ。フォードにはすでにSYNCという車内コミュニケーションシステムがあり、現在世界で1500万台の車がSYNCを搭載しているが、2020年にはこれを4300万台に伸ばす予定だ。

 次にモビリティだが、フォードではテックスターという独自の起業支援システムを持つ。これまで12の起業を支援し、12万ドルの基金を支出した。スマホアプリなどを使った車のモビリティを活かすアイデアは、今年も3月22日締め切りで現在起業アイデアを募集中だ。また、フォードが独自に進めるカーシェアリング、「Go! Drive」ではフォード車のオーナーが自分の車をアプリで車の必要な人に分単位で貸し出しできる。

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