WEDGE REPORT

2016年1月15日

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中西 享 (なかにし・とおる)

経済ジャーナリスト

1948年岡山県生まれ。1972年共同通信社に入社、経済分野を取材し編集委員などを経て2010年に退職し、現在は経済ジャーナリスト。

「環境対策車で優位に」
水野泰秀・広汽本田汽車有限公司総経理

 昨年の販売は初めて100万台(東風本田含む)を超えた。今年も市場の伸び以上の発展を目指し『勝負の年』にしたい。沿岸部はナンバープレート規制もあるので厳しさを増しているが、買い替え需要はまだまだ期待できる。また、地域的に成都や武漢などの内陸、西部には ファーストバイヤーがたくさんいる」。

水野泰秀 広汽本田汽車有限公司総経理。後ろにある自動車が『VEZEL』

  燃費規制は「2020年には、1リットル当たり20キロ以上の燃費が求められることになり、各社とも環境対策車に取り組まざるを得なくなる」と日系の優位性を指摘する。VWの不祥事は「報道されていないので、中国ではあまり知られてない。中国人は欧州ブランドが大好きなので、日本ブランドに変えさせるのは簡単ではない」。

 中国特有の消費行動については「中国では車を持つことはステータスなので、買い替える際には常に上位車種を買う。日本のように、高齢になると軽自動車に買い替えるというようなことはしない」という。

 最近はSUV(多目的スポーツ車)が大人気で、小型SUVの『VEZEL』と『XR-V』を投入すると、合わせて月に2万台以上売れた。「日本で1車種がこれだけ売れることはない。中国市場のビジネスは厳しいが、ポテンシャルがあり勝負できる」。

 「ここに来てようやく12年の尖閣事件の後遺症から脱却できた。当時、最も痛かったのは、ディーラーから優秀な営業員が流出したことだった。今年はアコードハイブリッドのほか、トレンドの小排気量ターボ車も投入する」と、販売台数の伸長に意気込んでいる。

  
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