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2016年1月21日

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2020年に東京オリンピック・パラリンピック大会が開かれる日本で、海外の人も理解しやすい地図記号が検討されるなか、寺の記号の変更が提案された。しかし、記号は日本文化に根ざしたものだという異論もある。

国土交通省・国土地理院は多言語表記の地図でお寺や交番など6つの記号の変更を提案している。その中で、今の寺の記号は外国人がナチスの象徴と勘違いする可能性があるという意見が出ている。

「愚かな話」

国土地理院は専門家のほか、観光客や外国公館の職員、留学生などを含む1000人以上に聞き取り調査を行い、新たな記号案を作成。今月7日から意見公募を開始した。

寺の記号変更には異論もある。現在記号として使われている「卍(まんじ)」は、古代サンスクリット語を起源として、仏教や日本文化に根差した長い歴史があるのだから、海外からの観光客もそれを学ぶべきという意見だ。

ツイッターのユーザー「Fei Explorer」さんは、「じゃあテロリストがユニオンフラッグを掲げたら、イギリスは国旗変えるのか?」と皮肉る。

また「此野咲れむ」さんは「無学で極端に頭の悪い一部の外国人のために、日本の地図が合わせなければならないというのは、本当に愚かな話」と辛口ツイート。

国土地理院の中村孝之調整官は英字紙ジャパンタイムズの取材で、議論があることを認めた上で、変更賛成の中には、これを機会に日本語の地図も変更すべきという意見もあったと語る。

寺のほか、ホテルの記号も変更が検討されている。国土地理院も現行の「Hに丸印」はヘリ発着場のように見えると認める。

キリスト教の教会堂を示す十字架は墓地と勘違いされる可能性があるという。

国土地理院に寄せられた意見では、病院を示す「ベース型枠に十字」は盾に見えるという指摘があった。

日本特有のデザインで、外国人には何を示しているのか想像がつかないものもある。例えば郵便局だ。明治の逓信省時代から使われているデザインを元にしている。

交番を示す大きな「X」は、交差した2本の警棒を表すが、これも多くの人が分かりにくいと感じている。新たに提案された記号は敬礼する警官を図柄にしている。

このほか18の記号が多言語地図に使われる予定。多言語地図のみに使われるものだけでなく、日本語の地図にも適用される記号もある。

温泉を示す記号はこれまで通りだ。湯気の立ち上がるみそ汁――これもまたとても日本的だが――にも見えてしまうと面白がる人もいるのでは?

(テッサ・ウォン記者)

提供元:http://www.bbc.com/japanese/35369044

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