BBC News

2016年1月26日

シリア内戦の解決方法を見出すための和平協議が、29日にもジュネーブで始まる見通しとなった。シリア問題担当のスタッファン・デミストゥラ国連特使が25日、スイス・ジュネーブの国連欧州本部で記者会見し、明らかにした。

協議の第1段階に2~3週間かける方針で、全体としては半年続ける予定。協議の優先課題は、幅広い停戦と過激派勢力「イスラム国」(IS)の封じ込め、援助拡大などになる。そのほか、統治に関する諸問題や憲法の見直し、将来的な選挙の実施なども議題となるはずだと特使は話した。

デミストゥラ特使は、協議の参加者の顔ぶれはまだ確定していないと認めた上で、26日にも招待状が発送されると話した。

ISのほか、過激派勢力アルカイダ系のヌスラ戦線の協議参加は除外されたが、他の反政府勢力の参加はまだ検討中という。協議開始当初は、敵対関係にある当事者同士が直接面と向かってやりとりするのではなく、交渉担当者が伝言を媒介する形で行う。

トルコ政府はシリア北部のクルド人勢力を「テロリスト」とみなしているため、クルド人が参加すれば協議破綻につながると警告してきた。

デミストゥラ特使は、協議は「当事者の多くがお互いをけん制し合い、言いたいことを言い、いきなり退席したり入場したり」と荒れるはずだと見通しを示した。

デミストゥラ特使の発表と同日、シリア・アレッポの検問所では自爆攻撃があり、23人が死亡したとされている。

シリア人権監視団によると、イスラム過激派「アフラル・アルシャム」が管理する検問所が、燃料トラックを使った自爆攻撃を受けた。「アフラル・アルシャム」の指揮官4人が死亡者に含まれていたという。

5年近く続くシリア内戦によって、25万人以上が死亡している。

(英語記事 Syria conflict: Peace talks to start on Friday, UN says)

提供元:http://www.bbc.com/japanese/35407030

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