BBC News

2016年2月17日

米カリフォルニアのバンド「イーグルス・オブ・デス・メタル」が16日、昨年11月のパリ連続襲撃で中断させられた「ギグの続きをやる」ためにパリのステージに復帰した。合計130人が死亡し、350人が負傷した連続襲撃で、バンドのライブ中、会場だったバタクラン劇場が襲われ、89人が死亡した。

昨年11月13日の連続襲撃事件以来、バタクラン劇場は閉鎖されており、パリ復帰ライブはオランピア劇場で行われた。

バンドのボーカル、ジェシー・ヒューズさんは15日、フランスのiTELEテレビのインタビューに答え、事件後に「圧倒される」ほどの応援を受けたと語った。

「あふれるような応援と愛情をもらった。圧倒されるほどだった」とヒューズさんは述べ、「ただひたすら誰もがっかりさせたくない」と話した。

以前から米国における武器携行の権利は尊重されるべきと主張していたヒューズさんは、事件によって銃規制について考えが変わったか尋ねられると、全員が武器を持つべきだと答えた。

「考えが変わったとするなら、誰も銃を持たなくなるまで、全員が持たなくてはだめだということくらいかもしれない。こんなことは二度と見たくないので。できる限り生き延びるチャンスが誰にも必要だし、助かったかもしれない人たちが死ぬのを見てしまった」

「生きるチャンスがあったはずだと確信したい。あのライブ会場には本当に尊い、素晴らしい人たちがいたのに、今はもう生きていない。本当に生きていてくれたらと思う」

襲撃犯たちはバンドの演奏中にバタクラン劇場を襲撃。警察が突入するまでほとんどの観客は脱出できず、89人が死亡した。警官が襲撃犯1人に発砲すると、その男の自爆チョッキが爆発した。続いてほかの2人は自爆したという。

バンドのメンバーは無事だったが、会場でバンド関連商品を販売していた英国人男性が死亡。欧州ツアー中だったバンドはツアーを中止し、米国に帰国した。

事件後にパリ市民をはじめ大勢がバタクラン劇場に花やろうそくを手向け、被害者を追悼。U2など複数のバンドが連帯を示すために自分たちのコンサートを中止した。

16日の復帰コンサートに向けてヒューズさんはIteleの取材に、「本当に必要なのは、ただみんな一緒に楽しむことだと思う。そうすることで、このことを少しでも乗り越えて……過去のことにしてしまうのが。このことに一生つきまとわれたりしないように」と話した。

(英語記事 Eagles of Death Metal 'resume gig' on Paris stage)

提供元:http://www.bbc.com/japanese/35592968

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