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オバマ政権のアジア戦略
久保文明 編著
オバマ政権は自国の経済危機のただなかに発足したが、外交問題にも強い関心を示してきた。イラク・アフガニスタンの戦争処理、中東和平、大量破壊兵器拡散とテロ防止、イラン・北朝鮮による核開発阻止、ロシアとの核軍縮、米中関係等々、問題は山積している。
「日米同盟」の強化をアピールしたオバマ政権の、日本を含む東アジア外交の位置づけとはいかなるものなのだろうか。
本書は、オバマ政権が今後開しようとしている東アジア外交の計画・戦略・ねらいについて、日本・中国・韓国・北朝鮮の各国ごとに、最新の情報を提示しながら分析・解説するものである。
<書籍データ>
◇B6判並製、296頁
◇定価:1,470円(本体1,400円+税)
◇2009年11月20日発売
◇B6判並製、296頁
◇定価:1,470円(本体1,400円+税)
◇2009年11月20日発売
<著者プロフィール>
久保文明(くぼ・ふみあき)
東京大学法学部教授。1956年生まれ。東京大学法学部卒業。法学博士(東京大学)。東京大学助手、筑波大学助教授、コーネル大学、ジョンズホプキンス大学、ジョージタウン大学客員研究員、慶應義塾大学教授等を経て、現職。著書に『ニューディールとアメリカ民主政―農業政策をめぐる政治過程』『現代アメリカ政治と公共利益―環境保護をめぐる政治過程』(ともに東京大学出版会)、編著に『G.W.ブッシュ政権とアメリカの保守勢力―共和党の分析』『米国民主党―2008年政権奪回への課題』『アメリカ外交の諸潮流―リベラルから保守まで―』(いずれも日本国際問題研究所)、共著に『アメリカ政治』(有斐閣)、『オバマ大統領を支える高官たち』(日本評論社)、『超大国アメリカの素顔』(ウェッジ)など。
はじめに
本書では、二〇〇九年一月二〇日発足したオバマ政権の対アジア政策を扱う。ただし、本書が扱う対象はアジア地域全域ではなく、いわゆる極東地域、すなわち日本、中国、韓国、北朝鮮に対する政策に限定している。もっとも多くの読者の関心を惹くのは当然ながら対日政策であろうが、実はそれはアジアの他の国々に対する政策と密接に結びついている。世に出る多くの本や論文は対日政策だけを見ようとしているのに対し、本書の狙いの一つは、より広い文脈で対日政策を分析することである。
二国間関係の分析であれば、対象となっている国の側がアメリカをどう捉えているかといった点も重要となるが、本書は、そこにはあまり踏み込んでいない。むしろ、オバマ政権の方に焦点をあて、極東アジア各国への戦略について立ち入った分析を行うこと、そして極東地域全体について、オバマ政権がどのような見方を抱いているかについて紙幅を割いて議論を展開している。そこが本書の重要な特徴の一つでもある。また、新政権に加わった対アジア政策に関わる政府高官に関わる情報も、なるべく詳細に提供するように努めた。……(続きは本書でお読み下さい)
本書では、二〇〇九年一月二〇日発足したオバマ政権の対アジア政策を扱う。ただし、本書が扱う対象はアジア地域全域ではなく、いわゆる極東地域、すなわち日本、中国、韓国、北朝鮮に対する政策に限定している。もっとも多くの読者の関心を惹くのは当然ながら対日政策であろうが、実はそれはアジアの他の国々に対する政策と密接に結びついている。世に出る多くの本や論文は対日政策だけを見ようとしているのに対し、本書の狙いの一つは、より広い文脈で対日政策を分析することである。
二国間関係の分析であれば、対象となっている国の側がアメリカをどう捉えているかといった点も重要となるが、本書は、そこにはあまり踏み込んでいない。むしろ、オバマ政権の方に焦点をあて、極東アジア各国への戦略について立ち入った分析を行うこと、そして極東地域全体について、オバマ政権がどのような見方を抱いているかについて紙幅を割いて議論を展開している。そこが本書の重要な特徴の一つでもある。また、新政権に加わった対アジア政策に関わる政府高官に関わる情報も、なるべく詳細に提供するように努めた。……(続きは本書でお読み下さい)
<目次>
第1章 オバマ政権にとってのアジア 課題・政策―久保文明
人事――――足立正彦
第2章 オバマ政権の対日本政策―――――――――渡辺将人
第3章 オバマ政権の対中国政策―――――――――高畑昭男
第4章 オバマ政権の対韓国政策―――――――――渡辺将人
第5章 オバマ政権の対北朝鮮政策――――――――高畑昭男
付録 オバマ政権のアジア政策関連主要人事一覧―足立正彦
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