足立倫行のプレミアムエッセイ

2016年2月28日

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足立倫行 (あだち・のりゆき)

ノンフィクションライター

早大政経学部中退後、週刊誌記者などを経てノンフィクション作家に。近著に『血脈の日本古代史』(ベスト新書)『倭人伝、古事記の正体』(朝日新書)。

 真夜中に起床して原稿を書く生活を長く続けてきた。だが最近は体力的にきつくなり、深夜目覚めてもぼんやりとテレビを眺め、そのまま朝まで寝てしまうことが多い。

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 ただし、番組によっては神経が冴え、布団の上に座り直すこともある。

 例えばこの冬の男子フィギュア・スケートの羽生結弦である。NHK杯、バルセロナのISUグランプリファイナルと、連続して史上初の300点台をマークし、世界歴代最高得点を次々と塗り変えたのには驚いた。

 あるいは女子スキー・ジャンプの高梨沙羅。今季のW杯では10連続優勝を果たすなど、他を寄せつけない「異次元」の大ジャンプを連発し、全19戦中早くも第15戦で2季ぶり3度目の個人総合優勝を達成した。

 21歳と19歳のスーパーアスリートたち。

 超絶的な身体能力を発揮して「人間の限界を押し広げる」爽快感を我々一般人に与えてくれるのは、やはりスポーツの世界だ。

 昨今の内外のニュースは、人間不信や未来への不安を募らせるものが多いだけに、スポーツの世界の明るさはことさら際立つ。

 この冬のスポーツ界の明るい話題といえば、男子サッカーでU-23日本代表がアジア選手権で優勝しリオデジャネイロ五輪の出場権を獲得したことや、大相撲初場所で大関・琴奨菊が初優勝、日本出身力士として10年ぶりに賜杯を抱いたという偉業もある。

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