BBC News

2016年2月25日

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誰でも一度はさびしいと感じたことがあるだろう。けれども「さびしい」とはいったいどういうことで、それはどういう形をしているのか。

中国のソーシャルメディア「微博(ウェイボ)」でまさに、「#いちばんさびしい写真は」というハッシュタグが人気を集めている。日常生活における孤独の形をとらえたと思う写真を、何千という人が投稿している。

たとえば、横断歩道で学生の集団とすれ違うお年寄りの写真が、注目されている。

コメントしている人の多くは、若者は自分たちのおしゃべりに夢中で、お年寄りに気づきもしないのがさびしい、泣きたくなると書いている。

とはいえ見ようによっては、この男性は楽しく歩いていて学生たちのことなど気にしていないかもしれないのだ。

暗がりの中で歩道橋にひとりたつ男性の写真も、まさにこれが孤独の風景だと大勢の共感を呼んでいる。

子猫を抱いた女性の写真には、多くの微博ユーザーが胸ふさぐ思いをした。写真説明によるとこの女性は、大事な子猫の新しい飼い主を探しているのだという。愛するものや人と別れなくてはならない時の喪失や別離、孤独を表す写真だと、大勢が反応している。

注目を集める写真は多くの場合、実際に何が起きているのか、本当に孤独を表しているのか分からない。けれども「#いちばんさびしい写真は」というハッシュタグと共に投稿される一連の写真は、中国社会における孤独、特にお年寄りの孤独をあらためて浮き彫りにして、議論を呼んでいる。

(ローナ・ハンキン、ケリー・アレン)

(英語記事 China shares its loneliness)

提供元:http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-35657119

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