山師の手帳~“いちびり”が日本を救う~

2016年3月1日

»著者プロフィール

海外出張で身体を壊すビジネスマンが増えている

 逆にやってはいけないことは機内食や、アルコール類の暴飲暴食である。エコノミー症候群は何もエコノミークラスだけの問題ではなくビジネスクラスの乗客にとっても運動不足で機内での過食と長時間の運動不足の結果、血行が悪くなって起こる現象である。長時間座っていると血栓ができやすく立ち上ったとたんに血管が詰まって立ち眩み状態になるのだ。 

イスタンブール発、ナイロビ行きの機内(撮影筆者)

 私の場合は中国やロシアの出張が多く、宴会のために海外出張に出ると例外なく数キロは太ってしまうのがパターンになってしまっていた。ラウンジでの簡単な軽食はまだ良いとして機内食はできるだけ遠慮することにしている。機内では暇を持て余して食べるぐらいしか楽しみがない。

 しかし、考えてみると狭いスペースの中で一般のエアラインが美味しい食事を用意できるとは思えないからたらふく食べるのは止めて腹六分目ぐらいを薦めたい。そうすれば頭もシャープに回り「機内思考」が活発になる。

 エコノミー症候群にならないために狭い機内でも首の運動や軽いスクワットは血行をよくする効果がある。マッサージが効果的なので脚の裏やふくらはぎを自分で揉むと血流が良くなってくるので肩凝りが解消される。

知的生活のための一日4分法と
日常生活からの離脱とは?

 さて、「機内思考のススメ」に話を戻してみたい。日常の時間の使い方については、僕の場合は一日を4分割して毎日を過ごしている。朝の5時に起床して午前11時までは書類をまとめたり執筆したりする情報のインプットの時間帯である。午前11時から午後の5時までは会議や客先訪問などの仕事情報のアウトプットの時間帯である。夕方の5時から夜の11時までは家族や友人たちとのプライベートで自由な時間帯である。夜の11時には就寝して朝の5時までは充分な睡眠をとっている毎日である。この睡眠を通じて自分の一日の活動が記憶中枢に貯め込んでゆくメカニズムが大変に重要であると考えている。

 これらの日常生活から離れた時には生活のリズムが崩れてしまうこともあるが逆に、日常生活からの離脱が創造的な発想を生み出す原動力になるのである。そうした意味から海外出張の機会や機内における「機内思考」は普段の生活では経験できない大変貴重な時間であると考えるべきである。特に移動に使う時間帯は自分だけが自由に使える時間であるから有効利用するに越したことはない。自分にとってみると疎かにすると罰が当たるといって良いほど貴重な時間なのである。

関連記事

新着記事

»もっと見る