ドローン・ジャーナリズム

2016年3月11日

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渡辺秋男 (わたなべ・あきお)

クレセントエルデザイン代表

1976年、東京都生まれ。(有)クレセントエルデザイン代表。かつてヘリコプターのエンジニアだった父を持つ。日本機械学会の100周年にちなんだ『100ジュールロボットコンテスト』において、ヘリコプターをモチーフにした作品を出品し創造賞を受賞。現在はシステム開発やウェブ制作の会社を経営し、ドローンによる空撮サービスも行う。空撮映像はフランス国営テレビやNHKをはじめ世界から評価を得ている。
 

 東北地方は出羽山地、奥羽山脈、北上山地の3つの山脈があるが、シベリアからくる季節風が日本海を通過するときに多くの水分を含み、まず出羽山地にぶつかって大量の雪を降らせる。その後残された空気中の水分を含んだ風が、再び奥羽山脈にぶつかるわけだが、その奥羽山脈の一部である蔵王連峰がまるで入り江のような形をしているため、その入り江の一番奥にあるこの山形蔵王に風が集中するのである。

 空から樹氷群を見渡すと蔵王連峰であっても、樹氷ができている地区は一部分であることがわかる。限られた条件によって形成される奇跡的に稀な現象なのだ。

神秘的な大自然の壮観 樹氷群

 山形市、蔵王温泉の「蔵王ロープウェイ」に乗り、標高1661メートルにある「地蔵山頂駅」に向かった。この付近は蔵王温泉スキー場で、14ものゲレンデがひしめく人気のスキースポットだ。その中でも樹氷群を駆け抜ける「樹氷原コース」は人気だ。スキー客はみな一様に、今年の異常な雪の少なさと、スキー客のあまりの少なさについて話をしていた。

 「地蔵山頂駅」に到着すると、目の前には樹氷原が広がる。

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