IoTの真髄とは何か?
コトづくりへの変革の手段


川手恭輔 (かわて・きょうすけ)  コンセプトデザイン・サイエンティスト

1990年代から、大手メーカーでインターネットサービスの企画・開発・運用を手がけ、自ら立案したグローバルなサービスを複数立ち上げた経験を持つ。その1つは、サービスのデザインでグッドデザイン賞を受賞した。コンピューターサイエンス関連の翻訳本も多数ある。

イノベーションの風を読む

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米ビジネス・インサイダー社が昨年11月に発刊した調査レポート『The Internet of Things Report』には、「インターネットに繋がったモノがデータを収集して交換するネットワーク」が、かつての産業革命のように世界を変革するだろうと書かれている。

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IoTを、製造業の視点から整理

 IoTにはすでに多くのモデルが存在するが、それらがごちゃまぜになって語られることが多い。実は、それらのモデルに「インターネットに繋がったモノがデータを収集して交換する」という曖昧なこと以外に共通することはあまりない。わかっているようで混乱しやすいIoTを、製造業の視点から整理してみた。

 製造業にとって最も理解しやすいIoTのモデルは、工場の工作機械やロボットなどの生産設備をモニタリングして、蓄積された情報から稼働状況を分析して設備稼働率の改善を行うというものだろう(図1)。この場合はモノがインターネットに繋がる必要はなく、セキュリティーの観点からもクローズドなネットワークが利用されている。新しいロボットなどは初めからIoTが組み込まれていることが多いが、工作機械に取り付けられたセンサーや監視カメラなどがゲートウェイを介してネットワークに接続されるケースもIoTとされている。

(図1)筆者作成、以下同
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著者

川手恭輔(かわて・きょうすけ)

コンセプトデザイン・サイエンティスト

1990年代から、大手メーカーでインターネットサービスの企画・開発・運用を手がけ、自ら立案したグローバルなサービスを複数立ち上げた経験を持つ。その1つは、サービスのデザインでグッドデザイン賞を受賞した。コンピューターサイエンス関連の翻訳本も多数ある。

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