ペコペコ・サラリーマン哲学

2009年11月23日

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 私は、この73歳になってもさびしい人間です。だからでしょうか。ずっと北杜夫さん著の『さびしい王様』を何十回も読んでいます。そんななかで、いまから22年前、50歳のときに、この山田太一さんの文章に感動させてもらいました。実は、今回改めて読み返してみて、20年以上も前だったことに驚いています。もっと最近のものだと思い込んでいたくらい、印象的でした。

 日経新聞の「交遊抄」は今も続く名物コーナーですが、正直に言うと私は、友人のことを自慢しているケースは読みたくなくなります。いつも2、3秒で斜め読みして、「自慢だな」とわかると、それ以上読みません。

 私は「交遊抄」を読むたびに、「自分にはこんな友人はいない」とショックを受けていました。だから、山田太一さんの「交遊抄」を読んで、とても気が楽になりました。私も同じだな、と安心しました。

 私が、この「高校同窓生からみた亀井静香氏」を書き始めると、思わぬ反響があり、(その2)(その3)(その4)、そして今回の(その5)まで続けてきましたが、亀井君も、下壮而君も、渡辺蔚君も、谷口博一君も、私にとっては、親友はおろか、友だちとも言えない立派な人たちです。

 「友だち」とは言えないけれど、「友がき」ということは許してもらえるかな、と思っています。

 冒頭に引用した週刊ポストの記事に、ある老婦人のこんな言葉が紹介されています。

 「亀井さんのお父さんは人の世話をする、えらい人じゃった。お母さんもえらい人じゃった。小柄でよう働いての。息子の静香は、ごんぼ。人参と違うよ、ごんぼ。悪さのいたずら坊主いう意味じゃ。あだ名はたしか『どんがめ』」

 そういえば、いまやっているNHKの朝の連続テレビ小説は、「ウェルかめ」です。“welcome”を“ウェル亀”としたゴロ合わせでしょうか。まったくのたまたまでこんなドラマが毎朝放映されているなんて、彼はツイています。

 「どん亀」であったそうな亀井君には、「ウェル亀」から、「ベター亀」、さらに「ベスト亀」になってほしいと願っています。

 

■読者のみなさまへ
筆者自身が述べておりますように、このコラムは、読者の方々からいただいた情報のおかげで、当初は想定していなかった広がりを見せております。どのようなことでも結構ですので、ご感想などございましたら、こちらからお送りいただければ幸甚です。 (編集部)

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