BBC News

2016年3月30日

乗客乗員63人を乗せたエジプト航空機MS181便が29日にハイジャックされ、空港警備に対する懸念が高まった。またしてもテロかと警戒する声も上がった。しかし事件の詳細が明らかになるにつれて、ソーシャルメディア(SNS)では、犯人の動機を「ネタ」にした冗談が飛び交った。そしてそうした反応を見て笑い事ではないと批判するツイートも相次いだ。

犯行の動機はまだ不明だが、ハイジャック機がキプロス・ラルナカ空港に緊急着陸後、自爆ベルトを巻いていると周囲を脅した乗客は元妻に会いたがっているとエジプトやキプロス両政府が明らかにした。

この情報が拡散すると、ツイッターでは冗談が次々と飛び交ったが、@iamkoshiek さんのように「上空3万フィートで50人以上の命を危険にさらすなど、なにもロマンチックじゃない」と批判する人も複数いた。

状況は不透明だったが、元妻の気を引くためにしてはやり方が極端だと犯人をからかうツイートが多く投稿された。

しかし、事件を「ネタ」にして笑うSNSの反応に、激怒する利用者も大勢いた。

「必ず女性がからんでいる」

事件進行中に会見したキプロスのアナスタシアディス大統領は、恋愛が事件の動機かと報道陣に尋ねられると、「必ず女性がからんでいる」と笑った。この反応に、たちまち非難が集中した。

ほかにも@ellenmcoynelink to tweet さんのように、「本当に女性ときたら。いつも人質事件を扇動しちゃって」と皮肉をこめたツイートもたくさんあった。

6時間以上たって容疑者が逮捕されるころには、「#EgyptAir」のハッシュタグを使ったツイートは30万個以上に上っていた。

多くの人がエジプト外務省の「男はテロリストではない、馬鹿者だ。テロリストは狂っているが馬鹿ではない。この男は馬鹿だ」というコメントを引用していた。

(ロジナ・シニ記者)

(英語記事 Jokes about the EgyptAir hijacker divide social media)

提供元:http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-35923097

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