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2016年4月19日

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エクアドル政府は18日、沿岸部で16日夜(日本時間17日朝)に起きたマグニチュード(M)7.8の地震による死者の数が、少なくとも413人に上ったと明らかにした。2500人以上が負傷したもよう。現地を訪れたコレア大統領は、復興には数十億ドルがかかるだろうと述べた。産油国エクアドルはただでさえ、原油価格の世界的な下落に直撃されている。また18日にはエクアドル西部で、最大M5.1の強い余震が相次いだ。

衝撃を受けた様子のコレア大統領はテレビで「がれきを取り除く作業が進めば、(死者の)数は増えると恐れている。がれきの中には生命反応が見られるため、生存者の救出を優先させている」と述べた。

1万3500人態勢で救出作業が行われている。南米の近隣諸国からは400人が支援のため現地入りしている。

米地質調査所(USGS)によると、震源の深さは19.2キロ。専門家たちは、日本の熊本で相次いだ地震とエクアドルの地震との間に関連はないと話す。

18日夜には沿岸の町マンタで崩れたホテルの下から、3歳少女とか9カ月の女の赤ちゃんを含む6人が救出された。一方で、大きな被害の出たポルトビエホとペデルナレスの町では、犠牲者の葬儀が始まった。

震源に近いペデルナレスでは約400人が死亡したおそれ。アルシバル町長は「町全体」が崩れてしまったと述べた。「ペデルナレスは破壊されてしまった。建物は崩壊した。特に大勢の観光客が泊まっていたホテルが倒壊した。遺体がたくさんある。できる限りのことはしているが、できることはほとんどなにもない」。町長によると、被災現場を狙った窃盗も多発している。

沿岸から15キロ内陸にある人口30万人のポルトビエホ市では、倒壊した建物に下敷きになった人たちの捜索活動が続いている。

ポルトビエホでも被災現場での窃盗が報告されている。ホルヘ・エスキベルさんはロイター通信に「このひどい悲劇から少しでも得をしないと。食べ物を買うのに金がいる。水も電気もないし、家は壊れてしまった」と話した。

ポルトビエホでは地震によって刑務所の一部も崩壊し、服役囚100人が脱走。ズニガ司法相によると、一部は拘束したが、残りはまだ逃走中という。

米州機構(OAS)のアルマグロ事務総長は、OASの災害援助基金をエクアドル再建に提供すると述べた。OASが災害援助基金を使うのは異例という。

エクアドル財務省は18日、中国の国家開発銀行(CDB)が20億ドルの拠出を表明したと明らかにした。ただし中国からの資金が、震災復興のためのものかは不明だ。

外国人の犠牲者も数人確認されている。プラヤプリエタで学校が崩壊し、英・北アイルランド出身の修道女テリーザ・クロケットさんが死亡。カナダの報道によると、38歳女性と12歳の息子が死亡した。米国務省は、米国人1人が死亡したと明らかにしている。

(英語記事 Ecuador earthquake: At least 413 people confirmed dead)

提供元:http://www.bbc.com/japanese/36079471

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